ゼブラウッド　戸棚 ぜぶらうっど　とだな

ゼブラウッドの組木細工を、ゼブラウッドの一枚板で仕上げた、縞々好きの、ストライプ好きのための、シャープでスタイリッシュな戸棚です。

ゼブラウッドとはアフリカ産の木で、その名の通り「シマウマ柄」。天然の細身のストライプが特徴的です。このような柄の木目は他にありません。
しかし、その特徴的な木目のため、非常に捻じれや狂いが多く、最低でも10年以上寝かさなければ作業ができないとも言われています。
加えて、近年では材木市などにもほとんど出回っていません。出回ったとしてもかなりの高額になり、大きな一枚板というのも希少となってしまった木材です。

扉部分のややこしい組木細工ですが、基本の形は取っ手の部分です。これをいくつも合わせると、扉のアラベスク文様が浮かび上がってくるのです。
「何度も挫折しかかった。思いついたときは楽しかったが、製作中は本当に参った。完成出来て本当に嬉しい」と言わしめるくらい、非常に難易度の高い、高度な職人技と言えるでしょう。

とても、とてもカッコいい作品です！
色々な言葉が浮かびますが、これについてはただひたすら「カッコいい」。
若い世代からお年を召した世代まで、カッコいいもの好きの方にはたまらない作品だと思います。
リビングに置いたり、書斎に置いたり、どこに置いてもゼブラウッドのナチュラルさが馴染むのではないかと思います。

なお、昔ながらの指物の技術を使用しておりますので、蝶番および留め具の部分以外の金物は一切使用しておりません。また、着色も一切しておらず、無垢のままです。

• 指物

  木目の組み合わせを考えて、木を正確に切ることが第一歩です。木を削ったり彫ったりして、つぎ手と呼ばれる凸と凹の部材をつくり、それらを直角に組み合わせて箱などの作品をつくります。金属のクギなどを使わないで組み立てることが、指物（さしもの）の特徴です。