注目の作家
和泉 香織
世界の技との競演
日本の伝統的な切子技法とベネチアングラスの伝統的なレースガラスの技法を巧みに使い、重厚感ある作品を生み出すガラス作家・和泉香織。和泉は大学卒業後に国内外でガラス工芸についての技術を学び、2021年の東日本伝統工芸展では日本工芸会賞を受賞しました。クリアなガラスの内側には繊細なレースを思わせる色ガラスのラインが螺旋状に重なり、外側には大胆なカットが施されることで一般的な切子作品にはない美しさが表現されています。レースガラスの精緻な美しさとカットガラスのシャープさは和泉の作品ならではの特徴です。
展覧会受賞作品
第41回日本伝統漆芸展(2024年)
漆芸分野における国内最大規模の展覧会。
蒔絵や螺鈿をはじめ、現代まで伝わる高度な漆芸の技を体得した漆芸作家の最新作から厳正な鑑審査を経て選ばれた受賞作品をご紹介します。