岡田 勝之

バーズアイメープル・ブビンガ 鞄 バーズアイメープル・ブビンガ カバン

  • 木竹工
  • 2019年発表
  • 高さ26 x 幅25 x 奥行9.5 cm
  • 非売品

バーズアイメープルは、ただのメープルではありません。
メープルの中でも最上級品と呼ばれており、主に高級家具や楽器などに使用されています。
そんな高級素材を使用していながら、こちらは少しカジュアルな、大正時代のハイカラさんを彷彿とさせるような作品です。

バーズアイメープルとは、ハードメープルという木種の中でも杢が特によく出ているというもので、こちらは材木名ともなったという特別な木種です。
読んで名の通り「バーズアイ=鳥眼」で、鳥の眼のような模様が密に出ているのが特徴です。鳥の眼というとちょっと怖いですが、細かいドット柄を想像していただけると、分かりやすいのではないでしょうか。

杢(もく)というのは、普通の木目と違い、稀に表れる特に美しいとされる木目の事で、希少価値が高く大変貴重なものです。
種類としては、鳥眼杢(bird's eye)、縮み杢(fiddleback)、バル杢(burl)、虎斑(silver grain)など様々ありますが、名前がさす通り、日本をはじめ諸外国でも珍重されています。
余談ですが、ハードメープルはサトウカエデ 、シュガーメープル、ブラックメープルなどとも呼ばれているそうです。美味しそうですね。

ブビンガはアフリカ産の木種で、ピンクに近い赤色が特徴的な木ですが、近年ワシントン条約に登録されたこともあり、入手が困難な木種となってしまいました。
こちらの朱色のような色合いが、大正時代のような雰囲気を醸し出しています。

バーズアイメープルを使用していながら、ブビンガでリボンの取っ手、そして脚(実は編み上げ靴になっています!)を合わせたことで、大正乙女チックでハイカラさんな鞄となりました。

なお、昔ながらの指物の技術を使用しておりますので、蝶番および留め具の部分以外の金物は一切使用しておりません。また、着色も一切しておらず、無垢のままです。

分野 木竹工
発表年 2019
サイズ 高さ26 x 幅25 x 奥行9.5 cm
材質 バーズアイメープル(ハードメイプル)、ブビンガ
取り扱い方法 透明な塗装加工を行っておりますので、防水性がございます。
ただし、急な加熱(エアコン直下の設置や、熱したやかんや鉄瓶等の設置)や、鋭い刃物等の使用、ハンマーなどの衝撃により、本体の木材に悪影響を及ぼし破損の原因となります。また、薬品(マニュキュアなど)で塗装が剥がれ落ちることがあります。
等々、ご注意くださいませ。

なお、木材は加工後も水分を吸収・排出するため運ぶ地域によって膨張・収縮が起こります。例えば、山陽地方から山陰地方間の移動でも湿気の割合が変わるため、ひずみが発生します。
僅かなひずみですが、これにより家具のmmレベルでの調整部分に不具合が発生します。
これは木であるが故に発生することですので、どうぞご承知おきください。

なお、何かありましたら遠慮なくご連絡いただければと思います。

岡田 勝之 Katsuyuki Okada

写真:岡田 勝之

作風は一言でいうと「変幻自在」。 「これだ!」と固定されるのを非常に嫌うという性分からか、豪胆な男性らしいものから、細やかで柔らかい女性らしさ溢れる作品まで、幅が広い。 彼は、自分の楽しみのために作品を作っている。