孝史

存清漆額「讃岐賛歌」 ゾンセイシツガク「サヌキサンカ」

  • 漆芸
  • 2023年発表
  • 非売品

分野 漆芸
発表年 2023
展覧会 第65回伝統工芸四国展

  • 存清・存星(ぞんせい)

    文様を色漆で描いたあと、存清剣(ぞんせいけん)で文様の輪郭を彫ったり毛彫りをほどこす表現と、蒟醤(きんま)技法をほどこしたあと、輪郭彫りや毛彫りを加える表現があります。彫漆・蒟醤とともに高松を中心に技法が伝えられています。

孝史 Takashi Tsuji

写真:辻 孝史

曽祖父から三代に渡る、香川では数少ない蒔絵師の家に生まれ育った私は、自然に高校・短大と漆芸の道に進みました。それを誰より喜んでくれた父を病で亡くした後、太田儔(ひとし)先生に師事させて頂き、籃胎蒟醤(らんたいきんま)を学びました。 その中で自分は、父の彩色蒔絵と太田先生の籃胎技法を融合させた独自の作品を作ることが、生涯の課題だと思うようになりました。