籃胎蒔絵色紙箱「夕日の丘」
らんたいまきえいろかみばこ「ゆうひのおか」辻 孝史 (つじ たかし)
1973 -- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 11
曽祖父から三代に渡る、香川では数少ない蒔絵師の家に生まれ育った私は、自然に高校・短大と漆芸の道に進みました。それを誰より喜んでくれた父を病で亡くした後、太田儔(ひとし)先生に師事させて頂き、籃胎蒟醤(らんたいきんま)を学びました。 その中で自分は、父の彩色蒔絵と太田先生の籃胎技法を融合させた独自の作品を作ることが、生涯の課題だと思うようになりました。
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分野漆芸
この作品の技法
籃胎 (らんたい)
竹は編んで形を作るのに適しています。竹を細く割り表側の皮をはがして漆を塗り重ねます。竹で作ったものは軽くて丈夫なのが特徴です。
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
受賞情報
- 第72回 香川県美術展覧会
- 香川県教育委員会賞