蒔絵(まきえ)について

蒔絵の作家・作品

蒔絵の説明

蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。蒔いて絵にするという意味から蒔絵といいます。研出蒔絵、平蒔絵、高蒔絵などのつくりかたがあります。
蒔絵の作品は400年も前からヨーロッパなどにたくさん輸出され、今でも外国では「Maki-e」と呼ばれています。
蒔絵は漆の地色から金や銀の模様が浮かび上がる、とても華麗な技法で、螺鈿・平文・卵殻などと組み合わせてつくられます。