特集 石川工芸

Featuring Ishikawa Kōgei
Featuring Ishikawa Kōgei

日本で唯一の工芸専門の国立美術館「国立工芸館」が金沢に開館したことは、石川がいかに深く工芸文化と結びついているかを物語っています。


江戸時代、加賀百万石を治めた前田家は、文化によって藩を豊かにしようと、諸国から優れた作家や芸術家を招き、ものづくりの土壌を育てました。武家の美意識と町人の自由な感性が交わることで、日々の暮らしに根ざした用の美は、やがて精神性をも映し出す芸術へと昇華していきました。


漆芸、陶芸、染織、金工——多彩な技が今も息づく石川の工芸。
本特集では、その伝統に現代の感性を重ね、新たな美を切り拓く45人の作家をご紹介します。

  • 能登半島地震および豪雨災害で被災した石川工芸の復興支援のため、本特集による売上の一部を公益社団法人日本工芸会を通じて寄付いたします。

吉田 幸央 日本工芸会 石川支部 幹事長
陶芸

石川と福井の両県をまたがる狭い地域に、11名もの人間国宝の作家を擁し、様々なジャンルの150名を超える作家が工房を持ち、お互いに影響を与え合いながら暮らしている全国的にも希有な地域。それが、工芸会石川支部です。今回、この地で毎年行われている「石川の伝統工芸展」の魅力を世界の皆様に知っていただきたいという思いから、ギャラリージャパンさんのご厚意でこの企画は始まりました。個性と創造性とそして圧倒的な技術力を持つ日本工芸会石川支部の会員45名による、単なる職人技ではない魅力あふれる作品の展示となっています。本物の素材と揺るがない伝統技法によって紡ぎ出された工芸品の数々に接し、手元に置いていただける機会となれば幸いです。

中川 衛 人間国宝
金工

金沢の工芸は藩政時代、京都、江戸から著名な作家を招聘し武具、調度品の制作と職人達の指導を行ったこと、そして、藩内には御細工所を設け武具の手入れ、制作から工芸品の制作まで行っていた文化政策がはじまりです。現在の漆器、染色、木竹工、象嵌です。武士社会の必需品が主で、堅牢で優美で品格高い美しさがあるものです。今日の工芸品はこれが基礎となり幾多の隆衰微を繰返しながら発展してきました。
これからも歴史ある貴重な伝統技術を継承できるように、弛まぬ研鑽をするほか、現在の生活様式の中で伝統工芸品の在り方を求め、様々な情報を知り新しいデザイン開発されたもの、表情豊かな作品制作をして工芸品が多くの方に親しまれるようにしたいと思っています。また、将来で絶えることなく継承されるための後継者育成も重要課題としています。

山岸 一男 人間国宝
漆芸

未来に向けて、石川の工芸家の今
石川県は、能登と加賀の二国で成り立ち海岸線の総延長は250キロメートルに及びます。能登は畠山文化を色濃く残し寡黙で働き者が多いといわれます。天然の良港に恵まれ北前船文化の花が繁栄を極めました。大藩加賀前田家の文化奨励策により、「百工比照」が示すが如く、数々の工芸技術が今日まで受け継がれてきました。人間国宝の認定者は11名を数えます。
大藩加賀の象徴ともいえる石川の工芸を担う若者が、先達さんの思いを受け継ぎ次世代に繋がることが私達の願いであります。
末筆ながら、令和6年元旦の能登半島地震において多くの方々が被災されました。石川の工芸家が心折れることなく復興をめざしています。皆様方の石川の工芸家への御理解を心よりお願い申し上げます。

作家紹介

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吉田 美統

1932 - 吉田 美統
  • 陶芸 Living National Treasure
  • Price Range $800,000 - 4,500,000
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明治期から続く九谷焼の窯元・錦山窯の三代目である吉田美統。2001年には「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」の分野で人間国宝に認定されました。吉田の釉裏金彩は、地色となる釉薬の上に花鳥文様に切った金箔を貼って焼き上げます。厚みの違う金箔を使うため、文様に立体感があるのが特徴です。吉田は伝統的な技法を守る一方、作品制作に早くから電気窯を取り入れるなど時代に即した技術も実践。次世代へ続く革新にも取り組み、90歳を超える現在も精力的に制作を続けています。

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中田 一於

1949 - 中田 一於
  • 陶芸 Living National Treasure
  • Price Range Under $4,000,000
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伝統ある九谷焼に、これまで敬遠されていた銀箔を使って新風を巻き起こした陶芸作家、中田一於。銀色の美しさを作品に表現したい、という思いから、金箔ではなくあえて銀箔を使うことに挑戦。独自技法「釉裏銀彩」を確立させ、今もなお第一線で活躍を続け、2025年には「釉下彩(ゆうかさい)」で人間国宝に認定されました。美しい植物などさまざまな文様に切られた銀箔は釉薬によって作品に閉じ込められ、その美しさはいつまでも私たちを楽しませてくれます。

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小森 邦衞

1945 - 小森 邦衞
  • 漆芸 Living National Treasure
  • Price Range $1,800,000 - 6,000,000
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重要無形文化財「髹漆(きゅうしつ)」の保持者(人間国宝)である小森邦衞。竹を編む籃胎(らんたい)や木を曲げる曲輪造(まげわづくり)といった伝統技法を巧みに操り、その上に漆を何層も丁寧に重ねる髹漆によって、器の形と塗りの究極の美を追求することが、小森の作品の特徴です。竹の編み目が生み出す軽やかさや温かみ、そして柔らかな曲線を持つ造形は、簡素でありながらも豊かな情感を湛え、見る者を魅了します。
その卓越した功績は国内外で高く評価されており、2006年には紫綬褒章を受章しました。同年にはパリのユネスコ本部で個展を開催し、漆芸の奥深い美しさを世界に発信しています。日本の漆芸を代表する存在として、現在もその活躍は続いています。

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山岸 一男

1954 - 山岸 一男
  • 漆芸 Living National Treasure
  • Price Range $3,000,000 - 5,000,000
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漆器の代表的な産地である輪島で作品制作に取り組む山岸一男。漆を刃物で彫った溝に金粉をすりこむ「沈金」の技法で人間国宝に認定されています。肉眼では捉えきれないほど細かく繊細な文様や作品を印象づける線は、すべて緻密な手作業によるものです。その磨き上げられた技術と芸術的な表現が高く評価され、国内最高峰の工芸作家が集う日本伝統工芸展で2005年に高松宮記念賞を受賞。伊勢神宮式年遷宮の御神宝も手がけています。輪島の自然をモチーフとして、豊かな感性によって生み出された作品は、世代を問わず多くの人々を魅了しています。

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中川 衛

1947 - 中川 衛
  • 金工 Living National Treasure
  • Price Range $300,000 - 8,000,000
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中川衛は、石川県金沢の金工作家である高橋介州の作品に魅了され加賀象嵌(かがぞうがん)の道へ。失われつつあった技術の伝承にとどまらず、現代的な感覚を取り入れたデザインで伝統に新たな息吹をもたらしました。2004年には彫金の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。メトロポリタン美術館や大英博物館への作品所蔵、各国での実演・講演などグローバルに活躍し、象嵌の技法や魅力を新たな世代に伝えています。

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川北 良造

1934 - 川北 良造
  • 木竹工 Living National Treasure
  • Price Range Under $4,000,000
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木工作家 川北良造は、1994年に重要無形文化財「木工芸」の保持者(人間国宝)に認定された木工芸界の巨匠です。
川北の作品は、欅(けやき)、桑、楓、黒柿など厳選された木材の特性を最大限に引き出し、その木肌の美しさや木目の表情を際立たせるところが大きな魅力。基本的な技法は、木材を回転させながら削り出す「轆轤挽物(ろくろひきもの)」ですが、これに加えて象嵌といった精緻な装飾技法も駆使し、伝統的な美意識と現代的な感覚が見事に融合した、品格ある作風を確立しています。1999年には紫綬褒章、2004年には旭日中綬章を受章するなど、数々の栄誉に輝いています。

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  • 陶芸
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $20,000 - 5,000,000
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美しいグラデーションが特徴の九谷焼の作家 四代德田八十吉。父であり彩釉磁器の技法で人間国宝に認定された三代八十吉から、ぼかしを使った彩釉技術を学び、2010年に四代目を襲名。代々受け継がれてきた色調を基調にしながら、自らも赤い釉薬の調合に挑戦するなど作品に独自の色を重ね新境地を開拓しています。国内外からの評価も高く、作品は大英博物館や米国インディアナポリス美術館にも収蔵されています。

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吉田 幸央

1960 - 吉田 幸央
  • 陶芸
  • Public Collections : ヴィクトリア&アルバート博物館 etc.
  • Price Range $200,000 - 2,000,000
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明治期から続く九谷焼の窯元・錦山窯の四代目吉田幸央。2010年に国内最高峰の公募展である日本伝統工芸展で高松宮記念賞を受賞し、東京国立博物館や東京国立近代美術館などで開催された工芸美術の展覧会でも幾度となく作品が展示されています。金粉や金箔を使った金襴手(きんらんで)という技法にさまざまな工夫を加え、独自表現を常に意識してきたという吉田。ひんやりとした表情の磁器に、まるで水彩画のように塗り重ねられた美しい色彩と華やかさが生きる作風は圧巻です。2024年1月の能登半島地震により石川県にある工房も被災しましたが、陶芸家である家族5人が無事でいられることの幸せを思いながら作陶を続けています。

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  • 陶芸
  • Awarded once at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $150,000 - 500,000
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陶芸作家 柴田有希佳は、写生に基づいた精緻なタッチで植物や生き物を色絵で表現する作家です。九谷焼の伝統的な九谷五彩を基調としながらも、師である陶芸作家 山田義明が用いる「中間色」を巧みに取り入れ、自然が織りなすやわらかな色彩を器に映し出しています。
柴田は「色、形、余白の3つの要素が調和した作品づくりを心がけています」と語る通り、素地の成形から絵付けに至るまで、全ての工程を自身で手掛けています。九谷焼らしい華やかさとは一線を画し、はかなくも温かい独自の写実世界を築き上げることで、完成度の高い作品を生み出しています。

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中田 博士

1979 - 中田 博士
  • 陶芸
  • Public Collections : 国立工芸館 etc.
  • Price Range $250,000 - 1,500,000
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洗練されたフォルムと真珠の輝きを持つ作品で評価の高い陶芸家中田博士。中田は九谷焼の粘土を使いながらも九谷特有の色絵は用いずに、マットな輝きを放つパール釉で細く繊細なストライプ模様を施した「真珠光彩」という独自技法を確立させ活躍。作品は素地が持つ白磁色と釉薬との質感の異なる白で彩られ、見る角度によって上品なきらめきを放ちます。2020年には日本伝統工芸展で東京都知事賞を受賞。国内外からの注目を集めている陶芸家のひとりです。

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多田 幸史

1973 - 多田 幸史
  • 陶芸
  • Public Collections : 国立工芸館 etc.
  • Price Range $200,000 - 700,000
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陶芸作家 多田幸史は、九谷焼の豊かな伝統を背景に、独自の芸術世界を築いています。多田の作風は、土の質感、絵具、そして金属といった素材の持ち味を最大限に引き出しながら、具象から抽象の世界へと昇華させる創作紋様を追求しているのが特徴です。特に、幾何紋と名付けられた独自の紋様を、金彩、銀彩といった多様な技法で表現し、現代的で洗練された器を生み出しています。
その確かな技術と卓越した独創性は高く評価されており、2015年の第62回日本伝統工芸展で日本工芸会新人賞を受賞。さらに、2022年には第50回伝統工芸陶芸部会展で第50回記念大賞に輝くなど、数々の受賞歴を誇ります。

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南 繁正

1950 - 南 繁正
  • 陶芸
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $50,000 - 1,000,000
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陶芸作家 南繁正は、鉱物の孔雀石を釉薬に用いた、独特の淡い緑色を基調とした作風を特徴としています。食器の図案家として活躍したのち、作家として作陶に専念するようになりました。
南の作品は、身近な自然の情景、特に庭で見られる動植物から着想を得ており、花器や大皿に花鳥を繊細かつ大胆な構図で描きます。洗練された色使いで表現された作品は、見る者の目を楽しませてくれます。2010年には石川県指定無形文化財保持団体九谷焼技術保存会会員に認定されており、作品を彩る動植物の正確な描写でも高い評価を得ています。

米田 和

1949 - 米田 和
  • 陶芸
  • Awarded 4 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $200,000 - 600,000
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おおらかな筆遣いによる黒描の技法で、鳥や花などの身近な自然をモノトーンの世界に表現する陶芸作家、米田和。鮮やかな九谷焼とは一線を画す、白と黒の洗練された世界を切り開きました。大きな作品から、手のひらサイズの小さなカップや持ち運びのできる茶籠まで、愛らしい作品も手掛けています。
2023年には岡山県立美術館で個展が開催されるなど、精力的な活動が注目されています。

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田島 正仁

1948 - 田島 正仁
  • 陶芸
  • Awarded 4 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Under $3,000,000
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陶芸作家 田島正仁は、人間国宝である三代徳田八十吉に師事し、彼が確立・発展させた彩釉(さいゆう)技法を習得しました。彩釉技法とは、複数の釉薬を重ねて焼き上げることで、美しい色彩の変化や繊細なグラデーションを生み出すものです。
田島はこの伝統的な技法を継承しつつも、独創的なフォルムと融合させることで、唯一無二の気品ある作風を確立しています。その優れた作品は、国立近代美術館やスミソニアン・サックラー美術館など、国内外の著名な美術館に収蔵されており、高い評価を得ています。

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  • 陶芸
  • Awarded 3 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Under $900,000
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陶芸作家 木戸優紀子は、九谷焼の古典技法である染付を主軸に、独自の絵付け技法「優細描(ゆうさいびょう)」を確立し、注目を集めています。細筆一本で線の強弱や密度を操り、濃淡を表現することで、繊細かつ柔らかな風合いの作品を生み出しています。
「淡く繊細な印象でありながらも、心に響く作品づくりを心がけている」という木戸の言葉通り、素地選びから絵付けに至るまで、細部へのこだわりが光ります。その卓越した技術と感性は高く評価され、2019年には九谷焼の伝統工芸士(加飾部門)に認定。さらに、2025年の第65回石川の伝統工芸展では最高賞である石川県知事賞を受賞するなど、国内外からますます評価を高めています。

山田 義明

1948 - 山田 義明
  • 陶芸
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $700,000 - 800,000
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九谷焼の伝統を守りながら、現代的な感覚を取り入れた作風で多くの人々を魅了する陶芸作家、山田義明。九谷焼の特徴である鮮やかな「九谷五彩」に、独自の中間色を加えることで、優しく温かみのある世界を創り出しています。
彼の作品の大きな魅力は、デッサン力に裏打ちされた繊細な動植物の描写です。まるで命が吹き込まれたかのような生き生きとした筆致は、見る人の心を和ませます。宮内庁に作品が買い上げられるなど、その確かな技術と作風は高く評価されています。

谷敷 正人

1955 - 谷敷 正人
  • 陶芸
  • Price Range $10,000 - 800,000
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陶芸作家 谷敷正人は、九谷焼の伝統を受け継ぎながらも、既存の技法にとらわれることなく、多様な手法で作品を生み出し続けています。若い頃から音楽、映画、小説といった芸術に触れることで培われた感性が、作品に豊かな物語性をもたらしています。九谷焼の師匠に弟子入りして以来、50年にわたり作陶に励み、その活躍は多岐にわたります。日本伝統工芸展、陶美展、伝統九谷焼工芸展など、国内の著名な作家が集う公募展でも高く評価されています。

齊田 博

1951 - 齊田 博
  • 陶芸
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $220,000 - 550,000
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陶芸作家 齊田博は、洋画で培った独自の感性を陶芸の世界に転換し、九谷焼の新たな可能性を探求しています。齊田の作品は、伝統的な九谷焼の色彩である九谷五彩を基盤とした抽象表現が特徴。大胆かつ緻密な描線と鮮やかな釉薬が織りなす独創的な文様は、作品全体のダイナミズムとリズムを生み出しています。伝統とモダンの融合を試みるその作風は、九谷焼が単なる工芸品の枠を超え、現代芸術へと発展していく時代の潮流を体現しています。

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北濱 芳惠

1952 - 北濱 芳惠
  • 陶芸
  • Awarded once at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $100,000 - 500,000
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陶芸作家 北濱芳惠は、伝統工芸の豊かな石川の地に根ざしながらも、伝統的な表現手法とは一線を画す独自の作風を確立しています。手びねりによって生み出される有機的なフォルムと、液状の白金を焼き付けるプラチナ彩の技法を用いた幾何学模様が特徴。自然が放つエネルギーや静けさを独自の感性で捉え、はかなく移ろいゆく美しさを作品に閉じ込めます。見る角度や光の加減によって作品の表情が変わり、静穏で幻想的な美を体現しています。

  • 染織
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $300,000 - 1,300,000
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染織作家 須藤真美子は、伝統的な手描友禅の技法を継承しつつ、独自の感性で革新的な表現を追求しています。自然の風景や植物から着想を得て制作するという須藤の作品は、友禅の糸目糊による精緻な線描と、そこに彩られる広範囲な色彩の調和が魅力。見る者に空間的な広がりや立体的な存在感を感じさせ、絵画的な表現力と奥行きを併せ持つ作品としても高く評価されています。

四ツ井 健

1962 - 四ツ井 健
  • 染織
  • Awarded 7 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $300,000 - 3,000,000
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「着物はファッションであること」をコンセプトに、身につける人が心躍るような作品を手掛ける友禅作家、四ツ井健。その作風は、趣味の登山で見た自然の風景や植物、山岳から得た感動を、抽象的かつ大胆な構図で表現しているのが特徴です。伝統的なもち糊を使った手描き友禅の全工程を一人で手掛け、繊細な色彩と絵画的な描写が作品の魅力となっています。友禅染という伝統技法を用いながらも、既成概念にとらわれない自由な発想で、現代の着物や染織作品に革新をもたらしました。日本最高峰の染織作家が集う日本伝統工芸染織展では数々の受賞を誇る、日本を代表する染織作家の一人です。

  • 染織
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Please Inquire

染織作家 上田外茂治(うえだともじ)は、金沢美術工芸大学を卒業後、加賀友禅の名匠・毎田仁郎に師事しました。伝統的な加賀友禅の技法を受け継ぎながらも、独特のモダンな作風を確立しています。上田の作品は、繊細な手描き友禅のぼかしや、写実的な花鳥風月を基調としつつ、大胆な構図と洗練された色彩が特徴。加賀友禅の古典的な美しさに現代的な感性を融合させた作品は、伝統工芸の枠を超えた芸術性を持つ作品として高く評価されています。

  • 染織
  • Price Range $400,000 - 5,000,000
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宮越仁美は、加賀繍(かがぬい)の伝統を現代に昇華させた刺繍作家です。宮越の作品は、光や風の流れといった五感で感じるものや、心に響く印象を基に、伸びやかな線と秩序立った糸目によって表現されています。また、伝統的な刺繍の技法に加え、グラデーションを巧みに用いることで、作品に独特の陰影と深みを与えています。加賀繍の伝統工芸士に認定されており、伝統を継承しつつも、独自の感性で新たな魅力を生み出す宮越の作品は、多くの人々を魅了しています。

  • 染織
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Please Inquire

染織作家 毎田仁嗣は、加賀友禅の伝統を受け継ぐ三代目として、父である毎田健治に師事。伝統技法を守りながらも、革新的なデザインに挑戦し続けています。加賀友禅は写実的な草花模様が特徴ですが、毎田は自然を幾何学的に捉えてデザイン化し、透明感のある色彩と繊細な線描で描いています。
また、その活動は着物制作だけにとどまらず、商業建築の友禅パネル制作やお菓子のパッケージデザインなど、日本の伝統的な美意識を異なる分野にも広げています。
国際的な舞台での活躍も目覚ましく、2016年にはアメリカ・フロリダ州のウォルトディズニーワールドにあるユニクロのメインエントランスディスプレイを手掛けるなど、加賀友禅の魅力を世界に発信しています。

  • 染織
  • Price Range Please Inquire

染織作家 佐々木理恵は、福井県の伝統織物の研究と復元に取り組み、新たな素材を取り入れた「越前石田縞」を制作しています。佐々木は、地元福井の特色を活かした織物を作りたいという思いから、竹の繊維と雁皮、楮(こうぞ)で漉かれた越前和紙を使用。この竹紙を細い糸にし、草木染めの絹糸に織り込むことで、自然で柔らかな風合いを生み出しています。伝統の継承にとどまらない佐々木の探求が、新たな芸術的価値を生み出しています。

下出 直司

1960 - 下出 直司
  • 漆芸
  • Price Range Under $6,000,000
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加賀蒔絵の正統継承者である漆芸作家 下出直司(しもでただし)は、蒔絵師の初代清瀬一光に師事し、その高度な技法を習得しました。加賀百万石の文化に育まれた、堅牢かつ緻密な蒔絵技法を軸に、古典的な美意識と現代的な感性を融合させた作品を制作しています。素材と真摯に向き合い、一つひとつの工程を積み重ねることで生まれる作品は、確かな品格と優美な存在感を放ちます。制作の根底にあるのは、作品を通じて人の心に寄り添いたいという想いです。「作品を観て『救われた』と思っていただけたら、制作をした甲斐がある」という信念を持ち、人々の心に響くものづくりを追求し続けています。

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水尻 清甫

1954 - 水尻 清甫
  • 漆芸
  • Public Collections : 宮内庁 etc.
  • Price Range $1,000,000 or more
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輪島塗の伝統を継承する漆芸作家 水尻清甫。ノミで文様を彫り、そこに金箔や金粉をすり込む沈金の技法を駆使し、繊細で優美な世界観を表現しています。輪島塗ならではの堅牢な下地を土台に、作品全体を使って文様を施す「彫り詰め」も特徴のひとつ。白金と銀で能登の荒波を表現するなど、現代的な感性で革新的な作風を確立しました。
技術的な緻密さのみならず、優れたデザイン性と構成力を持つ作品は、第72回日本伝統工芸展(2025年)で朝日新聞社賞を受賞するなど、高い評価を獲得しています。

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水尻 幸太

1980 - 水尻 幸太
  • 漆芸
  • Public Collections : 宮内庁 etc.
  • Price Range Please Inquire

水尻幸太は、輪島塗の伝統技法を継承しながらも新しい表現の可能性を追求する漆芸作家です。沈金や蒔絵の卓越した技術に加え、異素材をはめ込む象嵌などを巧みに取り入れ、伝統的な美と現代的な感性を両立。150年続く輪島塗の家系という伝統を背景に持ちながら、アートディレクターとしてデザイン業界に身を置くという異色の経歴も持ちます。その独自の歩みによって伝統の枠を超え、現代社会に響く新しい表現へと作品を昇華させています。

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大角 裕二

1961 - 大角 裕二
  • 漆芸
  • Public Collections : 国立工芸館 etc.
  • Price Range $300,000 - 3,000,000
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漆芸作家の大角裕二は、蒔絵を主軸に、螺鈿や乾漆など多様な技法を巧みに操り、独自の芸術世界を築き上げています。大角の作品は、日本の豊かな自然、中でも草花、動物、風景をモチーフに、繊細かつ奥行きのある表現を追求しているのが特徴です。さらに、変形六角箱のような独創的な造形を取り入れることで、作品は見る角度によって異なる表情を見せ、見る者を惹きつけます。
その卓越した功績は数々の受賞歴に裏付けられています。2014年の第61回日本伝統工芸展での文部科学大臣賞を皮切りに、その後も数多くの栄誉に輝き続け、現代の漆芸界を牽引する重要な存在として、第一線で活躍を続けています。

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坂本 康則

1954 - 坂本 康則
  • 漆芸
  • Awarded 6 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $1,500,000 - 1,800,000
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漆芸作家 坂本康則は、金銀の粉を蒔き、研ぎ出すことで文様を浮かび上がらせる研出蒔絵を主軸に、作品の質感や色彩に奥行きと広がりを持たせる螺鈿や卵殻などの技法を緻密に組み合わせた作品を制作しています。個人的な記憶や物語を研ぎ澄まされた技術で具現化するアプローチは、作品に深い叙情性と温かみを与えています。
その卓越した技術と芸術性は高く評価されており、2022年の日本伝統漆芸展では最高賞である文部科学大臣賞を受賞。日本の漆芸界を代表する存在として国内外から高い注目を集めています。

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  • 漆芸
  • Awarded once at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $1,100,000 - 1,500,000
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漆芸作家 中室惣一郎は、伝統の精神が息づく輪島の地で作品制作に向き合います。蒔絵の技法を駆使し、身近な風景の瞬間を切り取ったような動きのある表現が特徴。繊細な蒔絵の技術と現代的な感性が融合した作品は高く評価され、第39回日本伝統漆芸展(2022年)では奨励賞 石川県輪島漆芸美術館賞を受賞しました。豊かな風土に育まれた技と感性を礎に、漆芸の新たな魅力と可能性を追求しています。

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内野 薫

1951 - 内野 薫
  • 漆芸
  • Awarded 3 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Under $3,000,000
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漆芸作家 内野薫は、漆を塗っていない木地(きじ)に蒔絵を施す木地蒔絵の技法を得意としています。自然の一瞬の情景や光の機微を詩的な感性で捉え、それを緻密な蒔絵の技術で表現。木地が持つ自然な質感や木目の美しさを損なうことなく、作品全体に深い奥行きをもたらしています。国内最高峰の工芸作家が集う日本伝統工芸展や日本伝統漆芸展で数々の賞を獲得するなど、その卓越した技術と芸術性は高く評価されています。

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荒川 文彦

1961 - 荒川 文彦
  • 漆芸
  • Awarded 12 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Under $3,000,000
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山中塗の産地である石川県加賀市の山中温泉地区で作品制作に取り組む漆芸作家・荒川文彦。山中塗といえば木目を生かした木地が特徴ですが、荒川は髹漆(きゅうしつ)という技法を用いた、漆の美しさを引き出す作品で高い評価を得ています。人間国宝から新鋭作家まで、国内最高レベルの漆芸作家の作品が集う日本伝統漆芸展では、1994年に初入選して以降、数々の受賞歴を誇ります。荒川はその卓越した技術で、漆本来の艶を生かした滑らかな質感を表現。漆の持つ豊かな表情から、作品の深淵な魅力を感じさせます。

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清水 英姿

1958 - 清水 英姿
  • 漆芸
  • Awarded once at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $2,600,000 - 3,000,000
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漆芸作家 清水英姿は、蒔絵の技法で人間国宝に認定された大場松魚に師事し、その技術を磨きました。螺鈿(らでん)や平文(ひょうもん)などの日本に古くから伝わる装飾技法を用いて、貝や金銀のきらめきをまとい、雅やかでありながらも伝統の枠に収まらない作風が特徴。身近な自然をモチーフに四季の移ろいを表現した作品を制作しています。第56回石川の伝統工芸展(2015年)では日本工芸会賞を受賞するなど、全国の公募展で多くの入選・受賞を重ねています。

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内野 都

1953 -
  • 漆芸
  • Price Range Under $2,000,000
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漆芸作家 内野都は、伝統的な蒔絵の高度な技術を用いながらも、現代的な感覚で暮らしに寄り添った作品を制作しています。金や貝を巧みに用い、華やかな彩りを添えてくれるような上品で温かみのある作風が魅力。金刀比羅宮の天井画木地蒔絵の復元事業に従事するなど、日本の文化遺産を未来に引き継ぐ担い手としても尽力してきました。日本の漆文化を支える作家のひとりとして、現在も精力的に活動を続けています。

水谷内 修

1969 -
  • 漆芸
  • Awarded 4 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $1,500,000 - 3,000,000
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漆芸作家 水谷内修(みずやちおさむ)は、漆の塗面に点や線で文様を彫り、金箔や金粉をすりこむ沈金技法を得意としています。能登の自然から着想を得た、静穏で詩的な作風が特徴。独自の感性と卓越した技術が調和した芸術性の高い作品として評価されています。2023年の第40回日本伝統漆芸展では最高賞である文部科学大臣賞を受賞し、注目を集めました。繊細な表現と芸術性を兼ね備えた水谷内の作品は、見る人の心を惹きつけます。

師池 一貴

1962 - 師池 一貴
  • 漆芸
  • Awarded once at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $50,000 - 7,000,000
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漆芸作家 師池一貴(もろいけいっき)は、加賀蒔絵の伝統的な技法を用いて作品を制作しています。蒔絵の中でも特に高度な技法である肉合研出(ししあいとぎだし)蒔絵や高蒔絵などを駆使し、精緻で華やかな作風を確立。高度な技術の結晶ともいえる作品は、見る者の心に語りかけるような叙情性を併せ持っています。1994年には日本伝統漆芸展の出品作品が宮内庁に買い上げられるなど、その確かな技術と芸術性は高く評価されています。

水尻 里見

1951 - 水尻 里見
  • 漆芸
  • Price Range $1,000,000 or more
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漆芸作家 水尻里見は、地元輪島に根ざし、伝統の蒔絵技法を中心に作品を制作しています。作品は、自然の情景をモチーフにした叙情的な表現が特徴。金銀の蒔絵粉で精緻な文様を描き、華やかで上品な世界観を表現しています。伝統文化が息づく石川の地で輪島塗の伝統を守りながらも、その繊細な美意識と磨き上げられた技術を融合させた唯一無二の作品を生み出し続けています。

  • 漆芸
  • Awarded twice at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $1,000,000 - 2,500,000
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漆芸作家 鶴田明子は、蒔絵の技法で人間国宝に認定された大場松魚に師事。薄くのばした金銀の板を使って模様をつける平文(ひょうもん)という技法を中心に、素材の美しさを生かした作品を制作しています。1990年に日本伝統漆芸展と日本伝統工芸展で初入選し、1994年には日本伝統工芸展で東京都知事賞を受賞しました。
鶴田の作品は、伝統的な平文の優美さに加え、現代的な色彩感覚や構図が特徴。2017年からは木工技術も学び、常に進化を求める姿勢はまさに伝統と革新を体現しています。

村谷 聡志

1981 - 村谷 聡志
  • 漆芸
  • Awarded 7 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $300,000 - 2,000,000
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漆芸作家 村谷聡志は、石こうの型に麻布などを漆で貼り重ねて形を作る乾漆技法を中心に作品を制作しています。漆が持つ艶や光沢など、素材の魅力を最大限に引き出すことを心がけているという村谷。乾漆技法を用いて表現された、水の流れや風の動き、植物の生命力などは彼の作品ならでは。その美しさは、石川の伝統工芸展や日本伝統漆芸展で数々の賞を獲得するなど、高く評価されています。現在は金沢学院大学芸術学部で准教授を務め、後進の指導にも尽力しています。

清水 竜朗

1964 -
  • 金工
  • Awarded 3 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $600,000 - 1,500,000
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金工作家 清水竜朗は、金属を溶かして形を作る鋳金の技法を得意としています。金属の変化による焼き色やテクスチャーを残し、作品に表情を生み出す鋳金特有の加工技術を体得。銅や朧銀などさまざまな素材を巧みに使い分け、独自の美意識を表現しています。金属の重厚感と素材の美しさを最大限に引き出す一方で、風や光、季節の移ろいといったはかない美しさも捉えた清水の作品。その繊細さと情感を併せ持った作風からは、金工の新たな表現の可能性が感じられます。

川北 浩彦

1962 - 川北 浩彦
  • 木竹工
  • Awarded 7 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Under $2,000,000
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全国屈指の漆器の産地である山中温泉地区に生まれ、父であり人間国宝の川北良造から轆轤挽物(ろくろひきもの)の技術を習得した木工作家 川北浩彦。美しい木目の魅力を引き出す挽物の技術に加え、木の表面に装飾的な筋模様を施す筋挽を応用した多辺挽(たへんびき)という独自の技法で新境地を開拓。近年は素材の量感を生かした造形を追求しています。
第15回MOA岡田茂吉賞展での優秀賞のほか、日本伝統工芸展や伝統工芸木竹展では数々の賞を獲得。木工芸界を牽引する作家として活躍を続けています。

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角間 泰憲

1984 - 角間 泰憲
  • 木竹工
  • Awarded 5 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range Please Inquire

2024年の第71回日本伝統工芸展で文部科学大臣賞を受賞した木工作家・角間泰憲。角間は木工の伝統技法である指物(さしもの)を得意とし、釘などを使わず、木と木が合わさる部分を見せないように組み立てられた作品は見事です。使用する木材は、神代杉や神代欅(けやき)と呼ばれる地中や水中から発見された古い樹木や、美しい紅褐色が特徴的な一位(いちい)など。細部に美意識が宿ったシンプルなたたずまいと、木の美しさを引き出す造形美で見る者を魅了します。

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  • 木竹工
  • Price Range Under $800,000
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木工作家 栂坂美紀子(とがさかみきこ)は、金沢市の希少伝統産業木工専門塾で刳物(くりもの)や指物の技術を学びました。丸ノミなどで丁寧に木を削り出すことで生み出す自由な造形が魅力。拭漆(ふきうるし)で仕上げられた作品は、深みのある光沢を帯びつつ木目が生きた素材の美しさを備えています。素材の内側に秘められた形を解放し、表面に時間とともに深まる輝きを与えるその繊細な技術は、作品に静穏な雰囲気をもたらしています。

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高田 和司

1975 - 高田 和司
  • 人形
  • Awarded 6 times at the Japan Kōgei Assoc. Exhibition
  • Price Range $650,000 or more
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生まれ故郷である岐阜県高山市で仏像彫刻や祭り屋台などの文化財修復の技術を磨き、現在は石川県で人形作家としても活躍する高田和司(たかだかずもり)。2021年の第68回日本伝統工芸展で高松宮記念賞を受賞したことで一躍脚光を浴びました。桐の木の粉にのりを混ぜて粘土状にし、木の芯につけて形を作る木芯桐塑(もくしんとうそ)という技法で、自由な造形を特徴とする作品を作り続けています。人形がまとう衣服の繊細さや、人物の一瞬の動きを切り取った物語性の高い作品は、国内外で高い評価を得ています。