桃白磁菱繋文香炉
とうはくじひしつなぎもんこうろ 高さ 13.0 / 径 11.0 cm / 2019年北川 智浩 (きたがわ ともひろ)
1967 -- 陶芸
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磁器素材を用い、主に白磁と桃白磁(とうはくじ)の仕事をしています。白磁は北海道の冬の自然(氷柱、氷、雪など)をモチーフに、より冷涼でシャープな形を求めています。桃白磁と名付けた技法<白磁素地に金属を象嵌し、その金属と釉薬が焼成での反応を経てピンクとグレーを発色する>では、柔らかく温か味のある作品を目指しています。
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白磁素地に金属(クロム)を象嵌し、その金属と釉薬が焼成で反応するとピンクを発色するクロムピンクの技法をベースに、反応を阻害することによってグレーの発色が可能になった。 象嵌する金属泥漿の濃度と焼き方によってピンクとグレーの濃淡を発色させる。 クロムピンクの技法を一歩進めつつ、磁器素材による柔らかく温かみのある、新たな方向性を目指す。 円形の文様から摘まみ部分へつながる形とし、文様と形の融合を試みつつ、細部の表現では、素地を削り出しにより円形の凹凸を作り、ピンクとグレーの濃淡による円形と重ねることで奥行のある文様の表現を狙った。
作品詳細
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分野陶芸
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材質磁器土
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サイズ高さ 13.0 / 径 11.0 cm
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発表年2019
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限定一点物
入選情報
- 第47回 伝統工芸陶芸部会展 (2019)
- 入選