北川 智浩

白磁水氷文鉢 ハクジスイヒョウモンハチ

  • 陶芸
  • 2019年発表
  • 販売済

作品名の「水氷」とは、水から氷、氷から水への動きを意味する。
水氷文様は、私が磁器素材に特性を生かすべく、さらには降雪地域である北海道での制作ということから発案した表現方法で、氷柱(つらら)をモチーフにし、よりシャープで新たな“かたち”に取り組んでいるシリーズ。
氷柱は寒さの中、その表面を水が伝っていくことで太く長くなっていくのですが、その際、竹の節のような凹凸ができる。この作品では溶けていく氷ではなく、凍って長くなってく際の氷柱をモチーフとした。

分野 陶芸
発表年 2019
材質 磁器土
展覧会 第59回東日本伝統工芸展

  • 白磁

    白磁は、陶磁器の原料になる岩石を粉にしてできた白色の粘土に透明な釉薬をかけてつくります。中国・宋時代の代表的なやきもので、日本でも江戸時代初頭から九州の有田地方で制作が始まりました。色絵や染付の素地としても用いられています。

北川 智浩 Tomohiro Kitagawa

写真:北川 智浩

磁器素材を用い、主に白磁と桃白磁(とうはくじ)の仕事をしています。白磁は北海道の冬の自然(氷柱、氷、雪など)をモチーフに、より冷涼でシャープな形を求めています。桃白磁と名付けた技法<白磁素地に金属を象嵌し、その金属と釉薬が焼成での反応を経てピンクとグレーを発色する>では、柔らかく温か味のある作品を目指しています。