菅野 かおり

作風

乾漆の素地に彫漆技法を用い、草花の姿を繊細に表現する作品を制作しています。
乾漆ならではの自由な造形性を生かし、かたちづくりの段階から柔軟な発想を取り入れることで、より有機的な表現を目指しています。
色漆による鮮やかな色彩を用いながら、古くから伝わる技法に現代的な感性を重ねることを大切にしています。彫漆の持つ力強さに、やわらかさやしなやかさを加えることで、静けさと温かみのある佇まいを追求しています。
育児休暇期間を経て、2024年より創作活動を再開いたしました。継続的な制作と展覧会参加を通じて、作品の幅を広げてまいります。

略歴

• 1998
  広島修道大学 法学部国際政治学科 自主退学
  松本真氏（洋画家）に師事
• 2001
  香川県漆芸研究所 研究生課程 修了
  北岡省三氏（漆芸家）に師事
• 2002
  第19回日本伝統漆芸展（以後、複数回入選）
• 2004
  第51回日本伝統工芸展（以後、複数回入選）
• 2007
  日本工芸会正会員となる
  平成19年度 ポーラ美術振興財団在外研修員
  (バルセロナ市マサーナ美術学校 - Escola Massana, Centre d'Arts i Disseny）

受賞歴

• 2001
  第44回伝統工芸四国展 三越高松店賞

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