松本 達弥
- 漆芸
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価格帯
¥500,000 - 5,000,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 7
オーダー制作、購入可能な作品の確認など
- 分野漆芸
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技法彫漆、蒔絵、螺鈿、沈金
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生年1961 -
- 活動拠点千葉県
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所属日本工芸会正会員
日本工芸会監事
東日本支部副幹事長
東京藝術大学非常勤講師
略歴
- 1961香川県善通寺市に生まれる
- 1985香川県漆芸研究所、研究生、研究員修了
- 1986人間国宝 音丸耕堂氏、音丸淳氏に師事(4年間内弟子)
- 1992現代の彫漆展(東京国立近代美術館工芸館)
- 1997松本達弥 彫漆展(日本橋三越本店)
- 2000日蘭交流400周年記念 日本現代漆芸展(オランダ)
- 2001音丸耕堂一門展(日本橋三越本店)
- 2005第23回朝日現代クラフト展 招待出品
- 2006在外日本古美術品(漆工)修復協力事業(東京文化財研究所)
専門家海外派遣において、ドイツ・ケルンに派遣(5年間) - 2010漆芸装飾に見る三人の表現(銀座和光並木ホール)
- 2013第62回伊勢神宮式年遷宮御神宝制作「平文の毛彫り」の奉仕
工芸からKOGEIへ(東京国立近代美術館工芸館) - 2014彫漆技巧 松本達弥展(大美アートフェア 大阪美術倶楽部)
第19回MOA岡田茂吉賞展(MOA美術館) - 2018メトロポリタン美術館「彫漆緑花文箱」買上(ニューヨーク)
- 2020工藝2020ー自然の美のかたち一(東京国立博物館表慶館)
- 現在、漆芸文化財修復に従事
作風
漆芸分野の主に彫漆技法にて制作。彫漆は手間と時間がかかる技法であり、塗りと研ぎを繰り返して色漆を数十回塗り重ねる。漆彫り用に仕立てた彫刻刀で塗り重ねた漆層を彫り出して文様を表現する。デザインは草花文様などの写実表現、幾何学文様の抽象表現、犀皮文様の屈輪表現など、数々の作品を制作する。
作家紹介
鎌倉時代から続く彫漆技巧を現代に
第70回日本伝統工芸展で最高賞の日本工芸会総裁賞を受賞した漆芸作家・松本達弥。松本は、地元香川で盛んな漆芸技法の彫漆(ちょうしつ)を人間国宝・音丸耕堂、音丸淳のもとで学びました。彫漆は鎌倉時代には中国から日本に伝わった技法。塗りと研ぎを繰り返し、数十回塗り重ねた色漆の層を彫刻刀で彫り出す高度な技法です。松本の作品は色漆の層を彫ることで草花文様や幾何学文様が立体的に浮かび上がり、その絶妙なグラデーションが見る者の目を楽しませてくれます。作品はニューヨークのメトロポリタン美術館にも収蔵されるなど、国内外からの高い評価を得ています。
受賞歴
- 1991第31回伝統工芸新作展 三越賞(宮内庁買上)
- 1993第33回伝統工芸新作展 日本工芸会賞
- 1996第36回伝統工芸新作展 日本工芸会賞
- 2002第19回日本伝統漆芸展 朝日新聞社賞
- 2003第50回日本伝統工芸展 第50回記念賞
- 2006第22回日本伝統漆芸展 日本工芸会賞
- 2010日本工芸会東日本支部50周年記念 21世紀の伝統工芸 朝日新聞社賞(MOA美術館)
- 2020第37回日本伝統漆芸展 文部科学大臣賞
- 2023第70回日本伝統工芸展 日本工芸会総裁賞
パブリックコレクション
- 独立行政法人国立美術館国立工芸館
- 国立大学法人富山大学
- メトロポリタン美術館(ニューヨーク)