分野 | 漆芸 |
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発表年 | 2022 |
サイズ | 高さ14.8 x 幅20.1 x 奥行20.1 cm |
展覧会 | 第69回日本伝統工芸展 |
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螺鈿
螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝がらの輝いた部分をうすくして使います。「螺」は巻き貝をさし、「鈿」にはかざるという意味があります。螺鈿は、1300年ほど前に中国大陸から伝わった技法で正倉院の宝物にも見ることができます。
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存清・存星(ぞんせい)
文様を色漆で描いたあと、存清剣(ぞんせいけん)で文様の輪郭を彫ったり毛彫りをほどこす表現と、蒟醤(きんま)技法をほどこしたあと、輪郭彫りや毛彫りを加える表現があります。彫漆・蒟醤とともに高松を中心に技法が伝えられています。
高橋 香葉 Kayo Takahashi
塗り重ねた漆に刃物で模様を彫り、色漆を充填して研ぎ出す蒟醤や存清の技法を用いて制作。主に植物をモチーフに細かな線と色漆による表現を試みている。