大谷 早人

籃胎塗網代色紙箱 ランタイヌリアジロシキシバコ

  • 漆芸
  • 2014年発表
  • 販売済

分野 漆芸
発表年 2014
展覧会 第61回日本伝統工芸展

  • 籃胎

    竹は編んで形を作るのに適しています。竹を細く割り表側の皮をはがして漆を塗り重ねます。竹で作ったものは軽くて丈夫なのが特徴です。

人間国宝(重要無形文化財保持者) 大谷 早人 Hayato Otani

写真:大谷 早人

私は真竹のヒゴで編み上げた素地の上に蒟醤技法でデザインを施した漆芸作品を作り続けております。 素地、加飾技法ともに香川県に古くから伝わり、受け継がれてきた技であり、私の作品を通じて後世に伝えていければと考えております。デザインとしては、主に身近な草花や昆虫たちの一瞬の美しさを切り取ったイメージを図案化する事が多いです。 また、2010年より3年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭では、私の実家を使い、建築と漆を融合させた「漆の家」として再生、展示し、香川県だけにとどまらず、日本の伝統文化である漆芸の持つ可能性についてアピールの場として、国内外の方々から好評を頂いております。機会があれば、ご来場ください。