椿文螺鈿飾箱「雪月」
つばきもんらでんかざりはこ「せつげつ」 高さ 21.0 / 径 19.1 cm / 2006年鬼平 慶司 (おにひら けいじ)
1973 -- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 4
作品について
こちらの作品は、ホテル椿山荘東京 エグゼクティブラウンジ ル・シエル(スイートルームゲスト専用)にて展示販売中です。
展示期間:2025年1月28日(火)~2025年7月末予定
※ご購入希望の場合は展示期間終了後にお渡しとなります
(作品について)
冬の雪のちらつく寒い季節に咲く椿が、寒さに耐え忍び、暖かい春の到来、明るい未来の夜明けを待っている、という願いを込めて制作した作品になります。
作品詳細
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分野漆芸
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材質漆、 麻布、 夜光貝、 白蝶貝、 黒蝶貝、 金粉、 プラチナ粉、 顔料
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サイズ高さ 21.0 / 径 19.1 cm
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発表年2006
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限定一点物
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サインあり(作品)
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
螺鈿 (らでん)
螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝がらの輝いた部分をうすくして使います。「螺」は巻き貝をさし、「鈿」にはかざるという意味があります。螺鈿は、1300年ほど前に中国大陸から伝わった技法で正倉院の宝物にも見ることができます。
沈金 (ちんきん)
塗り上がった漆面に、のみや刀と呼ばれる刃物で模様を線や点で彫ります。彫ったみぞに金箔や細かい金粉をすりこむので、細くて繊細な模様が表現できます。
この作品の受賞情報
- 第40回 輪島市美術展
- 輪島工芸会賞
