乾漆溜塗菊花小箱
かんしつためぬりきっかこばこ 高さ 4.5 / 径 9 cm / 2024年- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 11
常に自然界の形象に畏敬の念を抱き、それらを作品に反映させることを心がけている。曲線や曲面を植物など自然界に存在する形象を取り込み造形する。その形も漆に置き換わり美しさを増幅するよう造り上げていく。その様な作業が私の作品として生まれる。
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分野漆芸
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材質漆、 麻布
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サイズ高さ 4.5 / 径 9 cm
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発表年2024
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制作期間1年
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限定一点物
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
髹漆 (きゅうしつ)
髹は「漆を塗る」という意味の漢字で、漆をへらや刷毛(はけ)で塗ることを髹漆といいます。髹漆には、胎(ボディ)を補強するためのに布を貼る布着せなどの下地、中塗り、そして上塗りまでが含まれます。上塗りには漆を塗ったあとで研ぎ出さないで仕上げる塗立て(ぬりたて)、研ぎ炭を使って磨き上げる蝋色(ろいろ)仕上げのほか、数百種類に及ぶ変塗り(かわりぬり)など、複雑な工程、多様なバリエーションがあります。
入選情報
- 第41回 日本伝統漆芸展 (2024)
- 入選
