蒔絵箱「竹林」

まきえはこ「ちくりん」 高さ 14 x 幅 18.1 x 奥行 11.7 cm / 2021年
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  • 漆芸
  • 価格帯 ¥300,000 - 3,000,000
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 6

作品について

初夏の晴れた日、密集した竹林の中へ足を踏み入れて見ると
葉の隙間から差し込む光が竹の幹と同化し天空から青い光が降ってくるようでした。
その時の感動を作品で表現しました。
竹の幹は伏せ彩色を施した白蝶貝、鮑貝、夜光貝を色味を考慮し貼り付けてあります。
蓋を取ると身の側面に竹林の中を飛び回る雀を描いてあります。

作品詳細

  • 分野
    漆芸
  • 材質
    麻布、 夜光貝、 白蝶貝、 アワビ貝、 金粉、 銀粉、チタニュウ紛、木
  • サイズ
    高さ 14 x 幅 18.1 x 奥行 11.7 cm
  • 発表年
    2021
  • 制作期間
    2年
  • 限定
    一点物
  • 桐箱
    付属
  • サイン
    あり(作品、桐箱)

この作品の技法

蒔絵 (まきえ)

蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。

螺鈿 (らでん)

螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝がらの輝いた部分をうすくして使います。「螺」は巻き貝をさし、「鈿」にはかざるという意味があります。螺鈿は、1300年ほど前に中国大陸から伝わった技法で正倉院の宝物にも見ることができます。

この作品の受賞情報

  • 第39回 日本伝統漆芸展 (2022)
  • 奨励賞熊本県伝統工芸館賞受賞
写真:蒔絵箱「竹林」
蒔絵箱「竹林」 大角 裕二
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