蒔絵十二稜箱「極光天翔ル」 マキエジュウニリョウハコ「キョクコウアマガケル」
- 漆芸
- 2022年発表
- 高さ12.2 x 幅27.2 x 奥行27.2 cm
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天空のキャンパスに夜の北極光が筆を走らせている、これが制作のイメージの始まりでした。
爆発するような極光の輝きと動きの「オーロラブレイクアップ」を表現しました。
側面はオーロラの光に照らされた木立を描いております。
今回のオーロラ表現では綿密なデザイン構成をせず臨場感を重視し即興的な感覚を大切にして制作しました。
「天翔ル」とは 神や人などの霊魂が空を飛び走るという意味です。
また北米大陸の先住民の言い伝えにも極光の夜には亡くなった人との対話ができるとの逸話があります。
分野 | 漆芸 |
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発表年 | 2022 |
サイズ | 高さ12.2 x 幅27.2 x 奥行27.2 cm |
材質 | 銀、顔料、乾漆(一部木胎) |
展覧会 | 第39回 日本伝統漆芸展 |
サイン | 箱、作品サイン有 |
備考 | 箱付き |
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乾漆
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
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漆絵
色漆を使って絵を描く表現が漆絵です。最も古い時代に生まれた基本的な装飾表現です。
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蒔絵
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
鬼平 慶司 Keiji Onihira
蒔絵の技法は多岐にわたり 貴重な漆・金粉・螺鈿など さまざまの漆芸材料・技法を駆使して 創作表現をしています。 新しい漆・顔料などが開発されている近年、新しい技術を取り入れ 活かしてこそ 次の伝統に繋がるとの思いを強くしております。 工芸意匠を創作の基本に 作品の世界観や雰囲気を大切にして さまざまなモチーフやテーマを意欲的に制作していきたいと思っています。