雑草の茂る山に分け入り出会う滝、流れ落ちる水の迫力、音に圧倒され
近ずくと浴びる水しぶきは、体も心も浄化されるような不思議な気持ちになる
眺めていると時のたつのも忘れてしまう
そんな滝の荘厳さや時間の経過を表そうと思いました。
前面の左半分は螺鈿の伏せ彩色で日中の滝の流れを
右半分は夕日を浴びた夕方の流れを金粉で表しています
両側の短側面は岩壁を石目塗りで表現しました
蓋を取ると身側面に砥ぎ出し蒔絵で川の流れに魚影が見えます
分野 | 漆芸 |
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発表年 | 2017 |
制作期間 | 2年 |
サイズ | 高さ19.8 x 幅20.1 x 奥行18.1 cm |
材質 | 鮑貝、金紛、銀粉、麻布、ヒノキ |
展覧会 | 第64回日本伝統工芸展 |
受賞 | 日本工芸会奨励賞 |
サイン | 箱、作品サイン有 |
取り扱い方法 | -- |
備考 | 箱付き |
大角 裕二 Yuji Okado

里山、里海で出会った心動かされる自然の風景を鈿螺、金、銀粉などの様々な材料を用いて、長い時をかけて発達してきた蒔絵技法にさらに工夫を重ねて創作