蒔絵十二稜箱「極光天翔ル」
まきえじゅうにりょうはこ「きょくこうあまがける」 高さ 12.2 x 幅 27.2 x 奥行 27.2 cm / 2022年鬼平 慶司 (おにひら けいじ)
1973 -- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 4
作品について
天空のキャンパスに夜の北極光が筆を走らせている、これが制作のイメージの始まりでした。
爆発するような極光の輝きと動きの「オーロラブレイクアップ」を表現しました。
側面はオーロラの光に照らされた木立を描いております。
今回のオーロラ表現では綿密なデザイン構成をせず臨場感を重視し即興的な感覚を大切にして制作しました。
「天翔ル」とは 神や人などの霊魂が空を飛び走るという意味です。
また北米大陸の先住民の言い伝えにも極光の夜には亡くなった人との対話ができるとの逸話があります。
作品詳細
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分野漆芸
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材質顔料、銀、乾漆(一部木胎)
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サイズ高さ 12.2 x 幅 27.2 x 奥行 27.2 cm
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発表年2022
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限定一点物
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桐箱付属
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サインあり(作品、桐箱)
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
漆絵 (うるしえ)
色漆を使って絵を描く表現が漆絵です。最も古い時代に生まれた基本的な装飾表現です。
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
この作品の入選情報
- 第39回 日本伝統漆芸展 (2022)
- 入選
