楕円硯「海爽」
だえんけん「かいそう」 2018年ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
五代 名倉鳳山 (なぐら ほうざん)
- 硯
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価格帯
¥800,000 以上
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 7
材料の石には、門谷近くで採れる金鳳石(きんぽうせき)、煙巌石(えんがんせき)、鳳鳴石(ほうめいせき)が使われ、この3種類の石で作られた硯を「鳳来寺硯」と呼んでいます。 先祖から受け継いだ技術の練摩と後進への伝承はもちろん、日本人の精神と美意識を表現する「心の器」として、硯を単なる書の道具はなく美術工芸品へ、さらには唐様式ではない和様式の新しい文化・芸術の領域へと価値を高めるべく、日々制作しております。
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墨堂(墨をするところ)と墨池の境界の曖昧により発墨(スムーズな墨の下り)を促す。同時に硯という小さな世界に海と陸の空間を生み出し、大らかで豊かな想像力を醸し出しています。墨液の溢れを防ぐ縁は二重の薄い輪郭で掘り出し、楕円というシンプルな立体の内に繊細さと品格を表現しています。
作品詳細
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分野硯
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材質鳳鳴石(愛知県鳳来寺山)
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発表年2018
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限定一点物
この作品の技法
硯 (すずり)
硯は、筆を使って文字を書くための墨をする用具で、墨をすりながら心を落ち着かせる大切な文房具でもあります。材料の石から硯となる形に大まかに切り出し、長い柄のノミを使って、墨をするたいらな部分や墨がたまるくぼみを彫って形を作ります。完成した形に漆やロウを塗って仕上げます。
山梨県の雨畑石(粘板岩)や山口県の赤間石(輝緑凝灰岩)、愛知県の鳳来寺石(頁岩、粘板岩)などが代表的な石です。
入選情報
- 第65回 日本伝統工芸展 (2018)
- 入選
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