松原 伸生

長板中形着物「菱松文」 ナガイタチュウガタキモノ「ヒシマツモン」

  • 染織
  • 2018年発表
  • 販売済

仮仕立てをすることで、肩山から文様の流れが変わる、付け下げ文様になった菱松の柄が経緯、斜めに連なった大胆かつリズミカルに表現できた夏の衣装。表裏から柄を合わせて糊を置く、長板中形の醍醐味が存分に発揮された作品。綿絽の肌触りは涼やかで男女問わず袖を通して欲しい。

分野 染織
発表年 2018
展覧会 第65回日本伝統工芸展

人間国宝(重要無形文化財保持者) 松原 伸生 Nobuo Matsubara

写真:松原 伸生

江戸のころより伝わる浴衣染めの古称「長板中形」の技法を受け継ぎ、現代に即した作品を制作している。人間国宝だった故・松原定吉を祖父に持ち、その技術を父から学んだ三代目。日本伝統工芸展、日本伝統工芸染織展、東日本伝統工芸展、千葉県展などを主な発表の場としているが、個展開催、講習会なども多数行っている。