乾漆螺鈿蒔絵箱「游」
かんしつらでんまきえばこ「ゆう」 高さ 12.0 x 幅 26.0 x 奥行 26.0 cm / 2014年中條 伊穗理 (なかじょう いおり)
1966 -- 漆芸
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価格帯
¥200,000 - 3,000,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 7
日々の生活の中、面白いなァ、カッコいいなァ、大好き!!と自分の興味を惹くカメレオンやオオアリクイや猫や鳥から小さなメジロやキリギリスなどの虫や草花などをモチーフにして螺鈿を用いて作品にしている。
作家の詳細を見る作品について
器胎は乾漆で夜光貝の厚貝で文様に切り抜く螺鈿技法。淡水の生き物の日常を描いた風景を作品全体に配置。
作品詳細
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分野漆芸
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サイズ高さ 12.0 x 幅 26.0 x 奥行 26.0 cm
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発表年2014
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取り扱い方法外光が入る部屋での長時間(数日)の展示は避けたほうがよい。直射は厳禁。手あかなどで汚れた場合、眼鏡用の布などで拭きとる。息を吹きかけながら行うと効果的。汚れの原因としては主に手油で、防ぐには扱う時は手袋を使用するとよい。
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
螺鈿 (らでん)
螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝がらの輝いた部分をうすくして使います。「螺」は巻き貝をさし、「鈿」にはかざるという意味があります。螺鈿は、1300年ほど前に中国大陸から伝わった技法で正倉院の宝物にも見ることができます。