井上 楊彩

木芯桐塑漆塗「清夜」 モクシントウソウルシヌリ「セイヤ」

  • 人形
  • 2023年発表
  • 高さ38.0 x 幅14.0 x 奥行11.0 cm
  • ¥550,000

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技法:木芯桐塑胡粉漆塗り
木を芯に桐塑で造形、和紙を地貼りして胡粉を塗る。肌は上塗り胡粉を幾重にも塗り重ねて透明感を出す。衣裳は艶消し黒漆を塗り立て仕上げ、金粉を撒く。

旧約聖書に出てくる女性アビガイルをイメージして創る。
アビガイル(国を救い、後にダビデの妻となる)は思慮深く眞の信仰を持った人物であった。その生き方に惹かれて、題名を「清夜」とし、白と黒の対比で表現した。
第52回日本伝統工芸近畿展 鑑査委員出品

分野 人形
発表年 2023
サイズ 高さ38.0 x 幅14.0 x 奥行11.0 cm
展覧会 第52回日本伝統工芸近畿展

井上 楊彩 Yousai Inoue

写真:井上 楊彩

①創作の源はあくなき好奇心と探求心にある。それに空想と妄想が加味されて、テーマが生まれ、形と色がついてくる。 ②人形は人の形をしているがどこか絵空事であってほしい。できれば楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。 ③素材は木芯桐塑が多いが、場合によっては貼り抜きや木彫も手がける。 ④仕上げの技法は紙貼りや布貼り、最近は岩彩や漆による彩色等、が多くなってきた。 ⑤漆を始めたきっかけは何といっても耐久性に富んでいる点である。自身が朽ちた後も、作品が変わらぬ姿で残ってくれる事を願っている。