井上 楊彩
- 人形
- 価格帯 お問合せください
- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 9
オーダー制作、購入可能な作品の確認など
- 分野人形
-
技法桐塑人形、紙貼り、布貼り、彩色、張抜人形
-
生年1952 -
- 活動拠点奈良県
-
所属日本工芸会正会員
奈良県美術人協会会員
奈良県展:審査委員・参与
略歴
- 1952大阪に生まれる 本名井上本子
大阪音楽大学卒業後、体を壊して声楽を断念する - 1982奈良県橿原市への移転を機に人形を作り始める
- 1986井上楊彩に改名し人形道に入る
- 1995人間国宝人形作家秋山信子氏に入門
日本伝統工芸展 初出品入選 - 1998日本工芸会正会員認定
- 2002文化庁伝承講座『衣装人形』文化財保存事業助手担当
- 2012大阪府工芸功労者表彰を受ける
- 2017日本伝統工芸近畿展鑑査委員
- 2018憲法記念日大阪府知事表彰を受ける
- 2020日本伝統工芸展鑑査委員
- 2021日本伝統工芸近畿展鑑査委員
日本伝統工芸展鑑査委員
作風
①創作の源はあくなき好奇心と探求心にある。それに空想と妄想が加味されて、テーマが生まれ、形と色がついてくる。
②人形は人の形をしているがどこか絵空事であってほしい。できれば楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。
③素材は木芯桐塑が多いが、場合によっては貼り抜きや木彫も手がける。
④仕上げの技法は紙貼りや布貼り、最近は岩彩や漆による彩色等、が多くなってきた。
⑤漆を始めたきっかけは何といっても耐久性に富んでいる点である。自身が朽ちた後も、作品が変わらぬ姿で残ってくれる事を願っている。
作家紹介
内なる想いを作品に託す
「楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。」と語るのは人形作家・井上楊彩(ようさい)。国内最高レベルの作品が集う日本伝統工芸展での日本工芸会会長賞をはじめ、数々の受賞歴を誇ります。楊彩は人間国宝・秋山信子の漆で仕上げる人形作品について学んだことをきっかけに、自らも漆芸を学び始めました。近年では漆を使った仕上げにも挑み、落ち着いた輝きを放つ作品を制作しています。漆は耐久性にも優れ、古来より多くの美術品に使われてきました。末永く変わらぬ姿で残ってくれるように、楊彩の作品にはそんな思いが込められています。
受賞歴
- 1998伝統工芸人形展「吾子」朝日新聞社賞 受賞 他3回受賞
- 2003日本伝統工芸近畿展「瞑想」日本経済新聞社賞 受賞 他5回受賞
- 2015第62回日本伝統工芸展「目覚めの刻」日本工芸会会長賞 受賞
- 2019全関西展「大和まほろば」読売新聞社賞 受賞