平文蒔絵棗「一枝千子」
ひょうもんまきえなつめ「ひとえせんし」 高さ 6 / 径 8.5 cm / 2023年小松原 賢次 (こまつばら けんじ)
1943 -- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 3
漆芸において最も華やかと思われる平文と卵殻技法に蒔絵を併用し、身近な自然界を表現
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分野漆芸
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サイズ高さ 6 / 径 8.5 cm
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発表年2023
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限定一点物
この作品の技法
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
平文 (ひょうもん)
金や銀などの金属を、薄い板にのばしてからいろいろな形に切りぬいて模様をつける技法を平文と呼びます。
螺鈿 (らでん)
螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝がらの輝いた部分をうすくして使います。「螺」は巻き貝をさし、「鈿」にはかざるという意味があります。螺鈿は、1300年ほど前に中国大陸から伝わった技法で正倉院の宝物にも見ることができます。
卵殻 (らんかく)
漆で模様を描いた上に、細かく割った卵の殻を置いて表現する方法です。
色漆では出すことが難しい白色を鮮やかに表すことができます。おもにウズラの卵を使用します。
入選情報
- 第40回 日本伝統漆芸展 (2023)
- 入選
