乾漆蒟醬箱「随想」
かんしつきんまばこ「ずいそう」 高さ 10.4 x 幅 28.8 x 奥行 13.0 cm / 2022年ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
北岡 道代 (きたおか みちよ)
1977 -- 漆芸
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価格帯
¥500,000 - 700,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 8
作品について
人間として10万回生まれ変わったら、その後は植物なら蓮、生き物ならイルカに生まれ変わることができるという話を聞いたことがあります。
水族館で優雅に泳ぐイルカを見て、私ならイルカに生まれ変わりたいと思ったことを思い出しました。
もし、そのときがきて、イルカに生まれ変わった私は、人間だった頃に見たこのイルカの記憶も消えて無くなっているのかもしれない、という思いで制作しました。
乾漆で素地を作り、黒漆10数回塗り重ねた後、楕円を全面に彫ります。
そこへ少しずつ色を変えながら青、緑系統の色漆を埋めて研ぎ出し、イルカを点彫りして、そこへ青色の漆を埋めています。
作品詳細
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分野漆芸
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サイズ高さ 10.4 x 幅 28.8 x 奥行 13.0 cm
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発表年2022
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限定一点物
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
蒟醤 (きんま)
模様の彫り方は、線で彫る、点で彫る、またはそれらを組み合わせた彫り方の大きく3種類があり、蒟醤剣という特殊な彫刻刀を使います。
この作品の入選情報
- 第69回 日本伝統工芸展 (2022)
- 入選

ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。