彫漆千都構想精油箱 ちょうしつせんとこうそうせいゆばこ
- 漆芸
- 高さ10 x 幅30 x 奥行13 cm
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¥2,200,000
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
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作品名に有るように、精油を収納する箱を作りました。
江戸時代には盛んに香を収納する箱が作られていました。
現代生活においても香合以外に香りを収納する箱が、あってもいいのではないかと考え、制作しました。
精油瓶の寸法を測り、5本単位で合計40本の瓶が収納できるようにしました。
材料は栃の虎杢を使い摺り漆で仕上げました。
箱の構造は中央に仕切りをつけ左右に計8個の丁番を使いました。
デザインはここ数年鳥瞰図をテーマにして、江戸時代から現代までのモチーフを表現して来たので、今回は近未来の鳥瞰図にしました。
いままでと同じく、組紐を使い堆漆板の中にマグネットを入れ、留具にしました。デザインは旧帝国ホテル玄関の一部を参考にしました。
分野 | 漆芸 |
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制作期間 | 6ヶ月 |
サイズ | 高さ10 x 幅30 x 奥行13 cm |
材質 | 木曾檜 麻布 漆 |
展覧会 | 第59回日本伝統工芸展 |
石原 雅員 Masakazu Ishihara
私の仕事は、日本の伝統工芸の一つ、漆工芸です。漆が生活の中に使われ出した約6000年前から現代に至る長い間、その技術は工芸美術として確立されるまで発展してきました。そしてこれからの未来今までにない新しく斬新な漆工芸はできないかと考えています。私の仕事のスタイルは伝統工芸の高い技術を使いながら現代生活の中で美しく機能する作品造りを目指しています。