井上 楊彩

木芯桐塑漆塗「歩」 モクシントウソウルシヌリ「アユミ」

  • 人形
  • 2021年発表
  • 高さ41.0 cm
  • ¥597,300

    ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。

    ※ 税込み・送料別

技法:木芯桐塑胡粉漆塗り
木を芯に桐塑で造形、和紙を地貼りして胡粉を塗る。肌は上塗り胡粉を幾重にも塗り重ねて透明感を出し、衣裳は赤漆を塗り立て仕上げ、金泥で花びらを描く。

コロナ渦を危惧して外出を控える日々、外を颯爽と歩きたい。その気持ちを作品に映す。
十代の女性をイメージする。デフォルメした体の線は赤漆で若さを表現。
波打つ裾さばきで軽やかさを表し、金泥で描いた花びらは風を表す。観る人に爽快感が伝われば嬉しい。
第68回日本伝統工芸展 鑑査委員出品

分野 人形
発表年 2021
サイズ 高さ41.0 cm
展覧会 第68回日本伝統工芸展

井上 楊彩 Yousai Inoue

写真:井上 楊彩

①創作の源はあくなき好奇心と探求心にある。それに空想と妄想が加味されて、テーマが生まれ、形と色がついてくる。 ②人形は人の形をしているがどこか絵空事であってほしい。できれば楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。 ③素材は木芯桐塑が多いが、場合によっては貼り抜きや木彫も手がける。 ④仕上げの技法は紙貼りや布貼り、最近は岩彩や漆による彩色等、が多くなってきた。 ⑤漆を始めたきっかけは何といっても耐久性に富んでいる点である。自身が朽ちた後も、作品が変わらぬ姿で残ってくれる事を願っている。