乾漆蒟醬箱「踏青」
かんしつきんまはこ「とうせい」 高さ 16.0 x 幅 29.7 x 奥行 19.5 cm / 2021年- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 12
作品について
奈良の吉野には桜の名所があり、一目千本といわれています。桜の季節が終わり青葉に移り変わる時間の流れを側面の表裏で表現し、吉野山を散策した思い出を作品に込めました。
色漆の層が重なる独特の表情が蒟醤の魅力です。
その斑文が生み出す趣深い風景を楽しんで頂ければと思います。
作品詳細
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分野漆芸
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サイズ高さ 16.0 x 幅 29.7 x 奥行 19.5 cm
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発表年2021
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限定一点物
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
蒟醤 (きんま)
模様の彫り方は、線で彫る、点で彫る、またはそれらを組み合わせた彫り方の大きく3種類があり、蒟醤剣という特殊な彫刻刀を使います。
この作品の入選情報
- 第68回 日本伝統工芸展 (2021)
- 入選
