井上 楊彩

張抜漆塗「新しい息吹」 ハリヌキウルシヌリ「アタラシイイブキ」

  • 人形
  • 2020年発表
  • 高さ23.0 cm
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分野 人形
発表年 2020
サイズ 高さ23.0 cm
展覧会 第67回日本伝統工芸展

  • 張抜人形

    張抜人形には、内張りと外張りの二種類の作りかたがあります。内張りの方法は、まず粘土で形を作り、石こうで型をとります。型の内側に和紙をはり重ねて、乾いたら型から抜き取り、桐塑などでさらに形を整えます。その上に胡粉を塗り、絵の具で色をつけたり布や和紙をはって仕上げます。また、外張りは木型の外側に紙をはり重ねて作ります。

井上 楊彩 Yousai Inoue

写真:井上 楊彩

①創作の源はあくなき好奇心と探求心にある。それに空想と妄想が加味されて、テーマが生まれ、形と色がついてくる。 ②人形は人の形をしているがどこか絵空事であってほしい。できれば楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。 ③素材は木芯桐塑が多いが、場合によっては貼り抜きや木彫も手がける。 ④仕上げの技法は紙貼りや布貼り、最近は岩彩や漆による彩色等、が多くなってきた。 ⑤漆を始めたきっかけは何といっても耐久性に富んでいる点である。自身が朽ちた後も、作品が変わらぬ姿で残ってくれる事を願っている。