堆漆象嵌幾何学文箱
ついしつぞうがんきかがくもんはこ 高さ 23.0 x 幅 29.0 x 奥行 14.0 cm / 2020年ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
石原 雅員 (いしはら まさかず)
1960 -- 漆芸
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価格帯
¥10,000 - 10,000,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 10
私の仕事は、日本の伝統工芸の一つ、漆工芸です。漆が生活の中に使われ出した約6000年前から現代に至る長い間、その技術は工芸美術として確立されるまで発展してきました。そしてこれからの未来今までにない新しく斬新な漆工芸はできないかと考えています。私の仕事のスタイルは伝統工芸の高い技術を使いながら現代生活の中で美しく機能する作品造りを目指しています。
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今回の作品は最近用いている堆漆象嵌の技法を使い、アラビアの幾何学文様デザインを現代的に表現してみました。今回新たに堆漆板に蒟醤の技法を使い紋様を表しました。白、朱、緑などを中心に塗り重ねた堆漆番板を厚さ1.5ミリにスライスし、貼り合わせます。素地に象嵌した後、蒟醤の技法を使いアラビア紋様を黒漆で表しました。文様の中心には白蝶貝、黒蝶貝を象嵌しています。 堆漆板と黒漆の対比により複雑な表現ができたと思います。箱の中の3段の器には楓に黒漆を使い摺り漆にて仕上げています。 昨年アブダビのイベントに参加して多くのカルチャー文化の違いを感じました。そしてはるか昔、やがてシルクロードを経て日本に入る文化を想像しながら壮大なモスクの壁、天井、床などに大理石により施されていた、アラベスク文様の印象を黒漆、色漆、厚貝、楓の木目で表現してみました。
作品詳細
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分野漆芸
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材質木曽檜、麻布、漆、白蝶貝、黒蝶貝
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サイズ高さ 23.0 x 幅 29.0 x 奥行 14.0 cm
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発表年2020
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限定一点物
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サインあり
入選情報
- 第67回 日本伝統工芸展 (2020)
- 入選
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