紋紗着物「胡蝶夢」

作品について

中国の思想家荘子の夢か現実かはっきりわからないさま。人の世のはかなさ。「胡蝶夢」という言葉からいろいろなことを思い幻想的な世界を表現したく思いました。
植物染料の黄色の代表的な色　刈安（青み）梔子（赤み）槐（純粋なレモンイエロー系）の違いを見て頂くことと同時に、立体的に奥行きのある空間を感じて頂けたらと思います。

作品詳細

• 分野
  染織
• 材質
  生絹（ききぬ／未精錬の絹糸）
  経糸-21中4本双糸
  緯糸-21中6本駒糸
  染料
  黄色-刈安・梔子（くちなし）・槐（えんじゅ）
  グレー-どんぐり
• 発表年
  2020
• 限定
  一点物

この作品の技法

絣織 (かすりおり)

糸のところどころを白く残して染めた絣糸を使って作られた織物のことで、染めた糸の組み合わせ方によって縞模様や格子模様、絵画のような模様を表現することができます。

この作品の入選情報

• 第67回 日本伝統工芸展 (2020)
• 入選