九谷五彩の中でこげ茶色を紫というので下地の茶色を紫地と名付けて、その上に銀箔でパンジーの花の部分と幾何文様に切り器に張り付ける。その後、背景部分を金箔・プラチナ箔をあしらいそれぞれの箔の輝きの面白さを表現できればと思い、制作した。
銀箔、金箔、プラチナ箔を使うことでこれまでの私の作品とは趣の違う釉裏銀彩に仕上がっている。
技法:釉裏銀彩
分野 | 陶芸 |
---|---|
発表年 | 2019 |
サイズ | 高さ14.7 / 径46.7 cm |
展覧会 | 第66回日本伝統工芸展 |
中田 一於 Kazuo Nakada
「釉裏銀彩(ユウリギンサイ)」 磁器の生地に、銀箔を様々な文様に切って貼り付け焼成を繰り返し、 最後に釉薬を施して焼成する。 下に貼り付けた銀箔の文様が釉薬を透かして見え、独特の発色をする仕事のやきものである。