分野 | 人形 |
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発表年 | 2017 |
サイズ | 高さ39.0 cm |
展覧会 | 第64回日本伝統工芸展 |
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桐塑人形
桐塑人形は、桐塑という桐の木の粉に、のりを混ぜて粘土状にしたものを桐の木の芯につけて形を作ります。また、やわらかいうちは自由自在に形を変えることができるので、いろいろな形を作ることができます。後で形にくるいが出ないように、よく乾燥させることが大切です。
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布貼り
色のちがう布をはって模様をつくります。
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紙貼り
染めた和紙をはって模様をつくります。
井上 楊彩 Yousai Inoue
①創作の源はあくなき好奇心と探求心にある。それに空想と妄想が加味されて、テーマが生まれ、形と色がついてくる。 ②人形は人の形をしているがどこか絵空事であってほしい。できれば楚々として美しく、可愛らしく、ずーっと傍に置いてもらえるような作品を作りたい。 ③素材は木芯桐塑が多いが、場合によっては貼り抜きや木彫も手がける。 ④仕上げの技法は紙貼りや布貼り、最近は岩彩や漆による彩色等、が多くなってきた。 ⑤漆を始めたきっかけは何といっても耐久性に富んでいる点である。自身が朽ちた後も、作品が変わらぬ姿で残ってくれる事を願っている。