堆漆象嵌小札文小簞笥
ついしつぞうがんこざねもんこだんす 高さ 24.0 x 幅 27.0 x 奥行 19.9 cm / 2017年ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
石原 雅員 (いしはら まさかず)
1960 -- 漆芸
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価格帯
¥10,000 - 10,000,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 10
私の仕事は、日本の伝統工芸の一つ、漆工芸です。漆が生活の中に使われ出した約6000年前から現代に至る長い間、その技術は工芸美術として確立されるまで発展してきました。そしてこれからの未来今までにない新しく斬新な漆工芸はできないかと考えています。私の仕事のスタイルは伝統工芸の高い技術を使いながら現代生活の中で美しく機能する作品造りを目指しています。
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今回の作品は最近用いている堆漆象嵌の技法を使い、鎧のデザインを現代的に
表現してみました。鎧の技術に使われている小札を糸で縫い付けて全体を装飾
する表現が美しく、小札の部分を堆漆に置き換え箱の側面上面に鎧の全体像を
デフォルメしました。小札のパーツはできる限り小さくすることにより、鎧の
緻密さを表すことができました。色調は3種類同系色を使い源義経所用の鎧と伝わる
国宝、赤絲威鎧をイメージしました。
本体の形状は側面が凹面になり上面が凸面になる非常に複雑な形状になっており
素地制作に協力いただいた木工作家の藤井さんの技術があってのことです。
箱の中の2段の器には楓の白木を使い表のデザインと楓の自然な木目の対比により
それぞれの美しさが強調されています。
作品詳細
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分野漆芸
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材質漆、 麻布、木曾檜
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サイズ高さ 24.0 x 幅 27.0 x 奥行 19.9 cm
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発表年2017
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制作期間6ヶ月
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限定一点物
入選情報
- 第64回 日本伝統工芸展 (2017)
- 入選

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