蒔絵六角箱「瀑布」

まきえろっかくばこ「ばくふ」 高さ 19.8 x 幅 20.1 x 奥行 18.1 cm / 2017年
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  • 漆芸
  • 価格帯 ¥300,000 - 3,000,000
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 6

作品について

雑草の茂る山に分け入り出会う滝、流れ落ちる水の迫力、音に圧倒され
近ずくと浴びる水しぶきは、体も心も浄化されるような不思議な気持ちになる
眺めていると時のたつのも忘れてしまう
そんな滝の荘厳さや時間の経過を表そうと思いました。

前面の左半分は螺鈿の伏せ彩色で日中の滝の流れを
右半分は夕日を浴びた夕方の流れを金粉で表しています
両側の短側面は岩壁を石目塗りで表現しました
蓋を取ると身側面に砥ぎ出し蒔絵で川の流れに魚影が見えます

作品詳細

  • 分野
    漆芸
  • 材質
    檜・桧、 麻布、 アワビ貝、 金粉、 銀粉
  • サイズ
    高さ 19.8 x 幅 20.1 x 奥行 18.1 cm
  • 発表年
    2017
  • 制作期間
    2年
  • 限定
    一点物
  • 桐箱
    付属
  • サイン
    あり(作品、桐箱)
  • 取り扱い方法
    --

この作品の技法

蒔絵 (まきえ)

蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。

螺鈿 (らでん)

螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝がらの輝いた部分をうすくして使います。「螺」は巻き貝をさし、「鈿」にはかざるという意味があります。螺鈿は、1300年ほど前に中国大陸から伝わった技法で正倉院の宝物にも見ることができます。

この作品の受賞情報

  • 第64回 日本伝統工芸展 (2017)
  • 日本工芸会奨励賞
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写真:蒔絵六角箱「瀑布」
蒔絵六角箱「瀑布」 大角 裕二
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