分野 | 人形 |
---|---|
発表年 | 2016 |
サイズ | 高さ28.0 cm |
展覧会 | 第63回日本伝統工芸展 |
受賞 | 東京都知事賞 |
杉浦 美智子 Michiko Sugiura

木芯桐塑和紙貼りが私の技法です。 桐塑という桐の木の粉を粘土状にして形を作り胡粉をかけて後、和紙を貼り重ね、彩色をしてゆきます。 人形という人の形が基本ですが、その形に誇張や簡略を加え、見た人がより共感を覚えるものに作り変えます。 現代の生活空間にも合うような形を模索しております。現代人の心境は、見たままの形ではなかなか受け止めきれないところがあります。抽象とまではいかず、できるだけわかりやすい物。簡略な形を探しています。 材料の和紙については、様々なものが出ておりますが、自分でも染めたり、風合いを考え加工を加えます。 和紙だけでなく、布、箔、胡粉、岩絵具等、様々な材料で人形の雰囲気を作ります。