杉浦 美智子
- 人形
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価格帯
¥400,000 - 500,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 8
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- 分野人形
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技法桐塑人形、紙貼り、布貼り
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生年1954 -
- 活動拠点東京都
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所属日本工芸会正会員
日本工芸会理事

略歴
- 1954山梨県富士河口湖町に生まれる
- 1996秋山信子に師事
- 2005大阪なんば高島屋にて三人展
- 2013工芸からKōGEIへ 展(東京国立近代美術館)出品
- 2020工藝2020 日本博(東京国立博物館)出品
作風
木芯桐塑和紙貼りが私の技法です。
桐塑という桐の木の粉を粘土状にして形を作り胡粉をかけて後、和紙を貼り重ね、彩色をしてゆきます。
人形という人の形が基本ですが、その形に誇張や簡略を加え、見た人がより共感を覚えるものに作り変えます。
現代の生活空間にも合うような形を模索しております。現代人の心境は、見たままの形ではなかなか受け止めきれないところがあります。抽象とまではいかず、できるだけわかりやすい物。簡略な形を探しています。
材料の和紙については、様々なものが出ておりますが、自分でも染めたり、風合いを考え加工を加えます。
和紙だけでなく、布、箔、胡粉、岩絵具等、様々な材料で人形の雰囲気を作ります。
作家紹介
共感を呼ぶデフォルメの妙
現代の生活空間にも合うような、見た人がより共感を覚える作品を目指している杉浦美智子。「見たままの姿に誇張や簡略を加えつつも抽象化はせず、わかりやすいかたちに表現し直すことを常に模索しています。それが『人の形を人形にする』ということです」と語る彼女の作品は、動きのある姿態や親しみある表情が魅力です。柔和な質感を出すため、顔には和紙を選び抜いて使い分け、微妙なニュアンスを表現。趣味が高じて邁進することになったという人形制作ですが、各種の工芸賞を受賞し、めざましい活躍を見せています。
受賞歴
- 1999第17回伝統工芸人形展 文化庁長官賞 受賞
- 2004第51回日本伝統工芸展 日本工芸会新人賞 受賞
- 2011第51回東日本伝統工芸展 宮城県知事賞 受賞
- 2014第27回伝統工芸人形展 文化庁長官賞 受賞(2度目)
- 2016第63回日本伝統工芸展 東京都知事賞 受賞