乾漆蒟醤盛器「幽景」

かんしつきんまもりき「ゆうけい」 2015年
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  • 漆芸
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 12

作品について

奈良の古墳をモチーフに、池に映る紅葉を描いています。奈良に住んでいると古墳は身近なものですが、1700年以上前の人の営みが確かにこの場所にあったのだと、悠久の時の流れをあらためて感じ作品にしました。

作品詳細

  • 分野
    漆芸
  • 発表年
    2015
  • 限定
    一点物

この作品の技法

乾漆 (かんしつ)

粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。

蒟醤 (きんま)

模様の彫り方は、線で彫る、点で彫る、またはそれらを組み合わせた彫り方の大きく3種類があり、蒟醤剣という特殊な彫刻刀を使います。

この作品の受賞情報

  • 第58回 伝統工芸四国展 (2015)
  • 日本工芸会賞
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写真:乾漆蒟醤盛器「幽景」
乾漆蒟醤盛器「幽景」 藪内 江美
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