彫漆格子縞文小簞笥

ちょうしつこうしじまもんこだんす 高さ 21.5 x 幅 24.0 x 奥行 15.0 cm / 2015年
販売済
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  • 漆芸
  • 価格帯 ¥10,000 - 10,000,000
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 10

作品について

今回の作品は、箱の開き方を工夫し、開く角度により意匠の見え方が変化し、模様がどの角度で 開いても繋がるように考えました。新たに丁番を制作し、箱の側面4箇所に付け、全部開くと桐材の箪笥部分と堆漆板と象牙による把手の意匠が際立つよう工夫しました。
素地は木曽檜を使い、丁番金具が入る部分は黒の堆漆板が檜材に臍加工により象嵌されています。これにより、丁番金具が何度でも取り外しが出来、素地から下地、加飾までの本体の精度の良さに寄与しています。
加飾方法は塗り重ねた厚さ0.8ミリの紺色と黒色の漆の板を交互に貼り合わせた部分
更に中心部分は、厚さ0.8ミリの白蝶貝と厚さ0.8ミリの黒色の漆の板を交互に貼り合わせ、箱全体の意匠に用いました。

作品詳細

  • 分野
    漆芸
  • 材質
    漆、 麻布、 白蝶貝、木曾檜
  • サイズ
    高さ 21.5 x 幅 24.0 x 奥行 15.0 cm
  • 発表年
    2015
  • 制作期間
    7ヶ月
  • 限定
    一点物
  • 所蔵先
    個人蔵

この作品の技法

彫漆 (ちょうしつ)

素地に色漆を何十回も塗り重ねて厚い漆の層を作ります。その層に、彫刻刀で彫り込んで模様を表現する技法を彫漆といいます。

この作品の入選情報

  • 第62回 日本伝統工芸展 (2015)
  • 入選
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写真:彫漆格子縞文小簞笥
彫漆格子縞文小簞笥 石原 雅員
販売済