名倉 鳳山

廻池緩方陵硯 カイチカンポウリョウケン

  • 2012年発表
  • 高さ5.0 x 幅20.0 x 奥行27.0 cm
  • ¥1,430,000

    ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。

    ※ 税込み・送料別

硯を眺め愛でる時、人はその景色の中に自らの心象を描きます。墨をするところを「丘」「陸」と呼び、墨液をや水を置くところを「池」「海」と言って景色に見立てました。この作品は全体を池泉回遊式庭園に、硯の「丘」を浮島に見立てました。禅宗書院を構成する方形の作品です。

分野
発表年 2012
サイズ 高さ5.0 x 幅20.0 x 奥行27.0 cm
材質 鳳鳴石(愛知県鳳来寺山)
展覧会 第59回日本伝統工芸展

  • 硯は、筆を使って文字を書くための墨をする用具で、墨をすりながら心を落ち着かせる大切な文房具でもあります。材料の石から硯となる形に大まかに切り出し、長い柄のノミを使って、墨をするたいらな部分や墨がたまるくぼみを彫って形を作ります。完成した形に漆やロウを塗って仕上げます。
    山梨県の雨畑石(粘板岩)や山口県の赤間石(輝緑凝灰岩)、愛知県の鳳来寺石(頁岩、粘板岩)などが代表的な石です。

名倉 鳳山 Hozan Nagura

写真:名倉 鳳山

材料の石には、門谷近くで採れる金鳳石(きんぽうせき)、煙巌石(えんがんせき)、鳳鳴石(ほうめいせき)が使われ、この3種類の石で作られた硯を「鳳来寺硯」と呼んでいます。  先祖から受け継いだ技術の練摩と後進への伝承はもちろん、日本人の精神と美意識を表現する「心の器」として、硯を単なる書の道具はなく美術工芸品へ、さらには唐様式ではない和様式の新しい文化・芸術の領域へと価値を高めるべく、日々制作しております。