作品について
待ち望んでいた雪が空から舞い降りてきた時の嬉しい気持ちを表現しています。蓋の天面は見上げた空から降ってくる雪を、側面には街路樹をシルエットに雪が降っているイメージを背景に描いています。
作品詳細
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分野漆芸
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発表年2013
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限定一点物
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
蒟醤 (きんま)
模様の彫り方は、線で彫る、点で彫る、またはそれらを組み合わせた彫り方の大きく3種類があり、蒟醤剣という特殊な彫刻刀を使います。
この作品の受賞情報
- 第30回 日本伝統漆芸展 (2013)
- MOA美術館賞
