インド産紅木紫檀に彫刻刀で斜溝紋状にテクスチャーを加え、作品を引き締めるように唐草の錫象嵌を施す。木口には象牙と染角にて彫刻・象嵌による華文様をあしらう。筒内部は経を収めるため、桐に金箔を貼っている。
分野 | 木竹工 |
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発表年 | 2002 |
取り扱い方法 | 照明の光を近くであてない。空調の風を直接あてない。 |
三浦 信一 Shinichi Miura
正倉院の御物に感銘を受け木工芸作品製作を始める。以後、研究を重ねた結果として和木・唐木にこだわらず、また加飾材料として金属・象牙・染角等を取り入れ、作品製作に取り組む。 作風は、伝統的な意匠を基に現代的なデザインを試みている。