欅の柾目板の本体に紅木・象牙・柘植・黒柿・染角・金・銀等で木画にして膠で張り付ける。作品内部も柘植を中心とし、木画の細線を象嵌している。仕上げは素材の色が損なわれないように拭き漆を施す。
分野 | 木竹工 |
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発表年 | 2002 |
サイズ | 高さ9.7 x 幅31.0 x 奥行11.0 cm |
取り扱い方法 | 直接、空調のあたる場所には置かない。 照明の光を近くからあてないようにする。 埃等は、濡れた布では拭かないようにする。 |
備考 | 箱付き |
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指物
木目の組み合わせを考えて、木を正確に切ることが第一歩です。木を削ったり彫ったりして、つぎ手と呼ばれる凸と凹の部材をつくり、それらを直角に組み合わせて箱などの作品をつくります。金属のクギなどを使わないで組み立てることが、指物(さしもの)の特徴です。
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木画
木画とは、数ミリの薄さに切り出した木材を長方形や三角形などのパーツにし、作品の胎(ボディ)となる板に貼り合わせて文様をつくる装飾技法です。多い時には1,000枚以上の小さなパーツを、木目がずれないように貼り合わせて文様をつくりだすこともあります。
三浦 信一 Shinichi Miura
![写真:三浦 信一](https://kougeifs.galleryjapan.com/files/galleryjapan/creator/S_Miura.png)
正倉院の御物に感銘を受け木工芸作品製作を始める。以後、研究を重ねた結果として和木・唐木にこだわらず、また加飾材料として金属・象牙・染角等を取り入れ、作品製作に取り組む。 作風は、伝統的な意匠を基に現代的なデザインを試みている。