分野 | 染織 |
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発表年 | 2014 |
展覧会 | 第61回日本伝統工芸展 |
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絞り染
絞り染とは、裂(きれ)を糸で括る、縫い締める、折りたたむといった方法で、染まる部分と染まらない部分をつくり模様を染める技法です。友禅染は模様を描いたり塗ったりして染めるのに対し、絞り染は染色液にひたして染めます。染まらなかった部分は白く残り、にじみやぼかしが出るのが特徴です。 絞り染は日本最古の染色技法で、現在にも100種ほどの技法が伝わり、鹿の子絞り、縫い締め絞り、帽子絞りなどが有名です。
小倉 淳史 Atsushi Ogura
1枚の裂に色と白を染め分ける技が絞りです。 日本では千数百年もの古くから行われています。 色と白はそれぞれ相関し、色は白を美しく輝かせる為、又白は色を美しく感じさせる為にあります。 単に染まっていない所が白ではありません。 色と白は互いに共鳴し、文様の形と相まって美しい作品になります。 私の作品は全て絞り染で制作しています。