上瀧 浩一

布染彩磁壺 ヌノゾメサイジツボ

  • 陶芸
  • 2014年発表
  • 高さ35.0 / 径35.5 cm
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分野 陶芸
発表年 2014
サイズ 高さ35.0 / 径35.5 cm
展覧会 第61回日本伝統工芸展

  • 彩磁

    成形した磁器の素地に模様を描き色をつけたあとで、透明な釉薬を掛けて本焼きします。描く模様が美しく見えるように、素地には白い磁土が使われます。

上瀧 浩一 Koichi Uwataki

写真:上瀧 浩一

布染彩磁 白い磁器の肌に浮き上がる花々や幾何学文様。美しい彩りとふわりとした濃淡が作品に奥行きを生み、見る者をやさしく包み込む。 独自の色彩と意匠による「布染彩磁」に取り組んでいます。布染とは、布を使って素地に絵付けをする技法で、ふつう下絵付けは、筆などで輪郭を引いたり色を塗って文様を描くが、布染はまず布(不織布)に花びらや葉などの形を描き、一枚ずつ切り取って布の形をつくります。それを素焼きした素地に載せ、筆で顔料を染み込ませて文様を転写していきます。これに磁器に彩色する彩磁を組み合わせたのが布染彩磁で、塩化金などの液体顔料(金赤)を用いて独自に調合をしています。