治五右衛門塗中次「曙光 - Python Ⅷ」
じごえもんぬりなかつぎ「しょこう - パイソン エイト」 高さ 6.8 / 径 6.7 cm / 2024年十六代 小原治五右衛門 (おはら じごえもん)
1979 -- 漆芸
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価格帯
¥220,000 - 5,500,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 3
作品詳細
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分野漆芸
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材質金粉、 銀粉、 顔料
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サイズ高さ 6.8 / 径 6.7 cm
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発表年2024
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限定一点物
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桐箱付属
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サインあり(作品、桐箱)
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所蔵先個人蔵
この作品の技法
蒔絵 (まきえ)
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。器の表面に細い筆を使って漆で絵を描き、その漆が固まらないうちに上から金の粉を蒔きつけて模様をあらわします。
髹漆 (きゅうしつ)
髹は「漆を塗る」という意味の漢字で、漆をへらや刷毛(はけ)で塗ることを髹漆といいます。髹漆には、胎(ボディ)を補強するためのに布を貼る布着せなどの下地、中塗り、そして上塗りまでが含まれます。上塗りには漆を塗ったあとで研ぎ出さないで仕上げる塗立て(ぬりたて)、研ぎ炭を使って磨き上げる蝋色(ろいろ)仕上げのほか、数百種類に及ぶ変塗り(かわりぬり)など、複雑な工程、多様なバリエーションがあります。
この作品の受賞情報
- 第63回 日本伝統工芸富山展 (2024)
- 富山県知事賞
受賞コメント
哲学者・ニーチェの言葉「脱皮できない蛇は滅びる」にインスピレーションを受け、脱皮の瞬間を、円筒形で中央に合口を持つ「中次」に描きました。中央の脱皮の文様を漆の道に見立て、あえて白ではなく漆塗りの起源である朱を用い、側面から背面へと続く金の点描には、未来への光と希望を託しています。このたびの受賞を励みに、今後もさらなる「脱皮と深化」を探求してまいります。
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