乾漆蒟醬箱「冬木成」
かんしつきんまはこ「ふゆこもり」 高さ 12 x 幅 30 x 奥行 11 cm / 2024年- 漆芸
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 12
作品詳細
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分野漆芸
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サイズ高さ 12 x 幅 30 x 奥行 11 cm
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発表年2024
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限定一点物
この作品の技法
乾漆 (かんしつ)
粘土で形を作り、その形を石こうで型にします。型に麻布を必要とする厚さに漆で貼り重ねて、型からはずして形を作ります。その後、さらに漆を塗って仕上げます。
麻の繊維は漆がしみこむと強くなるので、丈夫で自由な形を作るのに適しています。
蒟醤 (きんま)
模様の彫り方は、線で彫る、点で彫る、またはそれらを組み合わせた彫り方の大きく3種類があり、蒟醤剣という特殊な彫刻刀を使います。
この作品の受賞情報
- 第41回 日本伝統漆芸展 (2024)
- 奨励賞 高松市美術館賞
受賞コメント
いつもの風景を一変させる雪は、心惹かれる大好きなモチーフの一つです。山を覆い木々に積もる様に心踊り、幼い時に過ごした景色が懐かしく思い出されます。一面の白さの中に光と影の変化を表現したいと考え、天面に稜線を作り、モノクロームの世界を描きました。どこか不思議と温かく感じられる、心の中の雪景色を重ねています。
この度頂いた受賞の喜びを糧に今後も制作に励んで参ります。ありがとうございました。
(日本工芸会 日本伝統漆芸展図録より)
