伴野

乾漆高杯「夕の時雨」 かんしつたかつき「ゆうのしぐれ」

  • 漆芸
  • 2024年発表
  • 高さ15 / 径34.5 cm
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分野 漆芸
発表年 2024
サイズ 高さ15 / 径34.5 cm
展覧会 第41回日本伝統漆芸展
受賞 文部科学大臣賞

  • 髹漆(きゅうしつ)

    髹は「漆を塗る」という意味の漢字で、漆をへらや刷毛(はけ)で塗ることを髹漆といいます。髹漆には、胎(ボディ)を補強するためのに布を貼る布着せなどの下地、中塗り、そして上塗りまでが含まれます。上塗りには漆を塗ったあとで研ぎ出さないで仕上げる塗立て(ぬりたて)、研ぎ炭を使って磨き上げる蝋色(ろいろ)仕上げのほか、数百種類に及ぶ変塗り(かわりぬり)など、複雑な工程、多様なバリエーションがあります。

伴野 Takashi Tomono

写真:伴野 崇

漆塗り全般の作業の行う、いわゆる「髹漆」を専門にしており、加飾は凝らさず、造形の美しさを重点において制作しています。 器は、そこにのせる「もの」が主役との考えから、特に椀などの日常的に使ってほしい漆器は、できるだけ料理が映えることや、使いやすさを考え制作しています。 また、一品に徹した作品では、空間の演出も考え、風や光などの本来形のないものを作品のモチーフにし、無地の塗りの中から想像を巡らせてもらえるような造形を目指しています。 漆は山の恵と人との愛情の結晶といえます。 素材と向き合い、漆が本来もつ美しさを発揮させることに努めながら、伝統の中に新しさを見出せるものづくりを追っていきます。