乾漆高杯「夕の時雨」

かんしつたかつき「ゆうのしぐれ」 高さ 15 / 径 34.5 cm / 2024年
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  • 漆芸
  • 価格帯 ¥800,000 - 2,000,000
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  • 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 5

作品詳細

  • 分野
    漆芸
  • サイズ
    高さ 15 / 径 34.5 cm
  • 発表年
    2024
  • 限定
    一点物

この作品の技法

髹漆 (きゅうしつ)

髹は「漆を塗る」という意味の漢字で、漆をへらや刷毛(はけ)で塗ることを髹漆といいます。髹漆には、胎(ボディ)を補強するためのに布を貼る布着せなどの下地、中塗り、そして上塗りまでが含まれます。上塗りには漆を塗ったあとで研ぎ出さないで仕上げる塗立て(ぬりたて)、研ぎ炭を使って磨き上げる蝋色(ろいろ)仕上げのほか、数百種類に及ぶ変塗り(かわりぬり)など、複雑な工程、多様なバリエーションがあります。

この作品の受賞情報

  • 第41回 日本伝統漆芸展 (2024)
  • 文部科学大臣賞

受賞コメント

あの日は晩秋の季節だったと思います。日が落ちてゆき、それを待っていたようにわずかに風が舞っていきました。するとかすかに雨の匂いがたちはじめ、しだいに音は無くなっていきました。
何気ない日暮れの時と、そこで詩人になりきったかのような自分を思い返しながら、少し物憂げな題材に挑んでみました。
作品制作には伝統と前衛、そして主題との融合の難しさに毎回悩まされておりますが、今後も励んでいきたいと思います。
(日本工芸会 日本伝統漆芸展図録より)

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写真:乾漆高杯「夕の時雨」
乾漆高杯「夕の時雨」 伴野 崇
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