乾漆高杯「夕の時雨」
かんしつたかつき「ゆうのしぐれ」 高さ 15 / 径 34.5 cm / 2024年伴野 崇 (ともの たかし)
1983 -- 漆芸
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価格帯
¥800,000 - 2,000,000
Info
ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。
閉じる - 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 5
作品詳細
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分野漆芸
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サイズ高さ 15 / 径 34.5 cm
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発表年2024
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限定一点物
この作品の技法
髹漆 (きゅうしつ)
髹は「漆を塗る」という意味の漢字で、漆をへらや刷毛(はけ)で塗ることを髹漆といいます。髹漆には、胎(ボディ)を補強するためのに布を貼る布着せなどの下地、中塗り、そして上塗りまでが含まれます。上塗りには漆を塗ったあとで研ぎ出さないで仕上げる塗立て(ぬりたて)、研ぎ炭を使って磨き上げる蝋色(ろいろ)仕上げのほか、数百種類に及ぶ変塗り(かわりぬり)など、複雑な工程、多様なバリエーションがあります。
この作品の受賞情報
- 第41回 日本伝統漆芸展 (2024)
- 文部科学大臣賞
受賞コメント
あの日は晩秋の季節だったと思います。日が落ちてゆき、それを待っていたようにわずかに風が舞っていきました。するとかすかに雨の匂いがたちはじめ、しだいに音は無くなっていきました。
何気ない日暮れの時と、そこで詩人になりきったかのような自分を思い返しながら、少し物憂げな題材に挑んでみました。
作品制作には伝統と前衛、そして主題との融合の難しさに毎回悩まされておりますが、今後も励んでいきたいと思います。
(日本工芸会 日本伝統漆芸展図録より)
